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またも「新勧プロジェクト」シリーズからの再掲載です。第5回目「新勧戦略」という記事になります。(2015年11月掲載)

多くのチームで、ほぼ今春の新勧の結果が出てきたことでしょう。まだ入部を迷っている新入生もあるかもしれませんが、だいたいもう入部見込は見えてきているはずです。


新勧戦略は、チーム強化の長期戦略。少なくとも今回の新勧は向こう4年間のボート部を作り出します。
学生の皆さんは基本、4年間しか大学ボート部の現役生活がないかもしれませんが、この間の新人の入部と育成、さらには自分たちの強化や成長の全てがボート部そのものを成長させていきます。
ぜひとも、自分たちの成長した軌跡がいつまでも残るよう、そして後輩のためにも、毎年入ってくる新人の環境をよくしてあげるためにも、毎年新勧力を向上させていきましょう。

我々の努力がずっとこれからのボート部やボート界に確かな足跡をしるすのです。そしてまた、ますます進む少子化や大学再編の流れの中で、毎年新勧の競争も激しくなるはずです。
しっかりと今年の新勧の反省や課題を洗い出し、また次の新勧のスタートを切ってください。PDCAサイクルを回し、課題をクリアしてください。
今なら、「もっとこうするとうまくいったな」「ポスターやイベントはもっと増やせたのではないか」「あの新入生の子はあの一言やこの行動が決め手になったな」、このような記憶も鮮明ですよね。
1年1年、新入部員数はまさにゼロからのスタート。どんなに大勢入れても、1年ごとにカウントリセットされます。多くの未経験者中心チームは、今年たくさん入ったからと言って、来年1人として確実に入ってくれる保証はないのです。
毎年結果を出し続けなければいけないこうした危機感が、常に大学ボートを必死に努力させてくれる原動力となるのです。

毎年ゼロからまたリスタートし、継続して入れなければ弱く小さくなるのはあっという間ですが、しかしノウハウを継承して毎年知恵や経験などのソフトをパワーアップさせることは可能です。

これらはまた、新勧を越えて、チーム強化やチーム運営にも応用できる、チームマネジメント力の向上にもつながるのです。限りないコミュニケーション力アップや広報力アップでもあり、学生として多くの成長が得られます。
この記事で言っていることは、チーム強化やチーム運営にそのまま置き換えることができます。


目標を定めて邁進する新勧力こそ、チーム力であると確信しています。
それはまた、ボート競技全体でも、普及力が競技力になることと同じであると考えています。






新勧はチームによって最重要な事業といえる大事な活動。
ここでは、新勧力向上のために、新勧を戦略的に考えていきます。




1.新勧戦略
新勧は、チーム作りのもとになるわけですから、組織目標がインカレ○位や全日本など高いものになればなるほど、しっかりと数年先まで見据えた長期スパンでとらえたい。
ですので、毎年いつもどおりに行う年中行事ではなく、年々課題をクリアして毎年新勧力が向上していくようにしていきたいものですね。そのためにはきちんと反省点や経験をふまえてそれを引き継いでいく体制が重要ではないでしょうか。引き継ぐ体制をしっかりと作り上げれば、毎年同じ失敗を繰り返さないで済みますし、成功例をさらに改良していくことも可能ですよね。

新勧では、作戦を立ててください。
目標を決め、スケジュールを綿密にして役割編成をして計画を立て、準備や勧誘の練習(トレーニング)などをして、実行してください。実行に際して、事前にさまざまなプランを立てます。色々なシミュレーションをして、勧誘や説得の方法についてノウハウを共有しましょう。皆が新入生の時に新勧を受ける側だった経験を持っているので、それらをうまく生かして新入生の気持に立って考えることができると思います。そして、新歓期間(ほとんどの大学は「新歓」と表記しています)には毎日、新勧前後のミーティングでさまざまな情報を共有してください。特に事前ミーティングではその日の目標や大学内・チーム内の連絡事項の伝達、事後においてはその日の成果や新入生に関する情報共有、反省や課題の確認などを行います。

まさにPDCAサイクルです。完全に大目標のレースに向けたトレーニングの方法論と、新勧における方法論というのは全く同じなのです。強化戦略と同じく、中長期的に向上させるサイクルを作りましょう。1年、2年成功してもそれは真の成功とは言えず、大学では4年先、あるいは10年先まで見据えて継続した結果を残し、しっかり世代交代したいものです。新勧とは毎年状況が変化し巡り合わせの要素がありますが、コンスタントに結果を出すことは可能ですし、質の向上もできます。
人と金と物と情報という資源をフル活用して目標達成に向けていきましょう。
2015大学構内の部員




2.新勧の目標設定
新入生の目標人数、これが最も重要です。この話もいつかコックスの記事のときにしましたが、PDCAにあてはめていきます。
まずは目標、つまりゴールの設定が必要ですね。
これは私の持論ですが、目標は高くてなおかつ頑張れば必ず達成できる数字に設定してください。

この高くすることがポイントなのですが、やはり目標が高いと人は現状基準の努力ではなく、潜在的なパワーを引き出して意識レベルを高くするチャレンジをするようになります。必死になって目標に挑むので、過程が飛躍的にレベルアップします。現状目線ではなく、目標基準の目線に変わっていきます。
ところが現状基準で毎年同じくらいだと、人は新しい挑戦をしなくなります。「例年これくらいしか入ってないから、今年も例年どおり入ってくれればいい」、このように自ら目標にフタをしてしまいます。目標への過程自体も例年どおりの枠を出ることがなく、そうなると新勧は毎年出たとこ勝負になりやすく、年によって結果に波が出るようになってしまうかもしれません。進歩がなく、周りの競争についていけません。

必死に目標にぶつかるのではなく、楽をするようになることさえあります。チャレンジ精神が湧きにくいので、自発的なモチベーションよりもやらされ感を感じて、ちょっとサボる人やあきらめる人も出るかもしれません。これは心理上、どうしようもないことです。活動量は多くても、内容が新しくなりません。新しいことを色々考え出そうとするのではなく、今までのやり方に固執しがちです。今までのやり方でも結果にはつながるかもしれませんが、取り組む姿勢に大きな差が出てしまいます。
「もっとがんばれるよ」と指摘しても、「がんばってます」と現在の自分と現在の価値観を守ろうとします。こうなると、「がんばれ」の言葉は押しつけにしか聞こえなくなり、ますますモチベーションを低くするかもしれません。こんなにがんばってるのに!と。そこまでしてやりたくない、と。
挑戦する人は、「はい、まだまだいけると思います。見ていてください」と未知の自分を見据えており未来志向です。現状そのものではなく、今発揮しきれていない可能性に対するアプローチになります。

もちろん、結果自体は目標に対する意識と本気度で確実に決まります。高い目標が、過程や努力のレベルを引き上げます。ここに対して全員が本気になることです。
しっかり継続できる体制作りが優先ですが、事情による退部の可能性はどうしても考慮せざるを得ないので、多めに欲しいところでもあります。その中で同時に、部員満足度の高いチーム体制を作っていくべきですね。
もちろん新入生だけ大事にするのではなく、現役部員から大事にして全体のモチベーションアップが基本ではあると思いますが。

目標達成すれば大きな自信になりますし、残念ながら目標に届かなかったとしても、低い目標よりもはるかに多くの成果が得られているはずです。




3.適正目標と、大所帯の対応
しかし、新勧ではあまり多く入り過ぎてしまうと対応できずに困るところも同時にあるので、受け入れ体制や指導体制を見据えた目標も必要ですね。現状の資金や物という資源に対する最適人数の上限があるわけですので、理想のチーム構想を立てるのと同時に、現状のキャパでの運営を考えないといけません。人が増えるにつれて資源拡大をめざし対応できる人数はまた増えていきますが、目標設定にはそれなりに議論が必要です。

20人の部に対し50人が入りたいといってもさすがに困りますよね。ボート部ではなかなかそのようなことは起きないかもしれませんが、大ブームが起こったスポーツや、不景気での人気企業の採用などにおいてはもっとすごいようなケースもあるでしょう。万が一目標をはるかに越える入部希望者が出たら、体力測定や面接など競争してもらってボート部に向いた人に入ってもらい、どうしてもという人以外はその人に合った他の部をすすめることも必要かもしれないですね。人気の体育会やサークルが行う募集打ち切りという形で締め切るのも手かもしれませんが、とりあえずボート部的にはあまりそのようなことは考えず早めに全力をもって目標達成したいものですね。

チームによって適正人数というものがあります。

私は、ボート競技にはたくさんの種目があり、多くの選手が大会に出漕できる競技の特徴からも、クルー毎のコーチや合宿体制などマネージャーやトレーナーの役割が重要であることからも、多くのメンバーを増やすことをすすめている考え方です。しかし、ただひたすら増やせばいいというものではないと、もちろん思います。入りたいならどんな人でもOKとか、やみくもに増やせばいいというようなわけではもちろんありません。
艇やオールや合宿スペース、練習環境には限りもありますし、選手よりマネージャーが多かったりするとアンバランスもできてしまいます(私はボート競技を理解するためにも、マネージャーはもっと選手やトレーナーに挑戦する必要もあると個人的に考えています。ボート部ではどの役割でもどの学年でも等しくボートが好きでボートを知りたいという状況が望ましく、それでこそよい運営ができると思います。だって、「ボート部」ですからね)。

自分の組織に合った適正な人数の範囲の中でも、やはりかなり高い目標を持つべきと考えます。ボート界全体での人材は当面必要なわけですし、今は小規模でも男子エイトや女子クォドをいずれは、と考える大学も多いでしょうから。(私はインカレ女子エイトの要望も持っています)理想はたくさんの大学がインカレの多くの種目に出漕するような状況ではないでしょうか。10年以上かかっても、できないことはないと思います。未来は変えられますから。
多くなったら多くなったなりに、合宿スペースの問題なども、通いを多くして対応するとか、複数水域での練習に対応できるようにするとか、人が多くなるぶん選択肢も増えますからね。大所帯には大所帯の対応があります。ただ、これもチームごとの方針や理念によると思います。

皆さんのチームの歴史をたどってみて、強かった黄金期というのはそれなりの部員規模がともなっていて人数が多かったはずです。スタッフも多かったでしょう。まさに数は力です。もちろん小規模でも成績の良い時代というのはあると思いますし、小規模ゆえの良さや結束なども当然あると思うのですが、私自身としては「多いほうがよい」という意見。
私がコーチをしていた時期を振り返ると長い間ずっと部員減に悩んでいましたが、ぎりぎりの人数では個人の意見が強くなるので、それに合わせたチーム運営という方向に行かざるを得ず、選択肢が少なかったと思います。しかし、対校戦がありますので、エイトやクォドで勝負するには必然的に競争と切磋琢磨の中での大艇が組めるチーム体制をめざしていくことになったのです。その上で、全員がボートを通じて強くなる体制をもめざしていく。できれば全員が勝ってほしい。

それぞれチーム方針やチーム事情があるものだと思いますが、そういう私自身の経験から、新勧についてこのように色々考えるようになったわけです。新勧の成功なくして強化の成功はないと。ボート競技は、やはり多くの人材を必要とする競技だと考えています。
2014インカレ前最後の解散時、食堂満員御礼




4.計画
しっかりと新勧計画を立てます。これは、目標を達成するために必要なプランです。
新勧というのは、本当に目標と計画が重要なんです。ここでやるべきことをしっかりと詰めておかないと、本当に準備不足で出たとこ勝負になってしまいます。
具体的な方針や行動計画、そして新入生にいかにボート部に興味を持って入部してもらえるか、さまざまな企画やアイデアを出していきます。これに並行して、新入生とうまくやりとりできるようになるための技術やコミュニケーション力向上のためのロールプレイやマナー向上などのトレーニングも行います。

実は新勧準備でここが一番楽しいところかもしれません。学生らしく、自由な発想と感性で色んな企画を出して、実行に向けて準備していってください。企画とアイデアは自分の頭だけでなく、色んな人の発想を借りることが大事ですので、周りの力も借りながら、担当レベル、全部員レベルの多くのミーティングや議論を重ねてください。新勧では新3年が中心となって準備を進め、新2年がいかに活躍できるかではないでしょうか。新4年は就活などやはり忙しいと思われますので。


イベント企画については新入生を楽しませたり、和やかな場で部員と新入生が仲良くなれるような場であったり、ボートやボート部にふれてお互いを知っていける機会の提供です。しかし目的は入部してもらうことなので、それを忘れてはいけませんが、新入生にボート部の印象を強くもってもらうことが大事です。
食事会、試乗会が鉄板ですが、食事会でもアットホームなマネージャー手作りの食事会、大学キャンパス近くでのおしゃれな店やリーズナブルな店を借りての食事会、バーベキュー大会やお花見食事会などアウトドア系、大人数から少人数までさまざまです。
ボートイベントであれば、試乗会からナックルレース形式、エルゴレースなどじかにボートにふれること以外に、ボート部説明会、ボート部プレゼン、PVその他鑑賞会などボート競技やボート部についてより深く知ってもらうための大学構内や合宿所内でできることもあります。
ボートの魅力を伝え、ボート部のことをじっくり説明できる機会となりますが、できるだけボート部を知ってもらいつつも、逆に新入生の話も聞くことです。新入生からの質問や相談も受けたりして、新入生のことをよく知ってください。お互いの理解において、行き違いをなくすための過程として重要です。

新勧イベントは、楽しい雰囲気作りが最も重要です。個別説明とは違って、新入生同士でも仲良くなってもらい、もちろん部員の先輩とも仲良くなってもらう中で、ボート競技やボート部の良さをアピールしたり説得に向けて動いていく形になります。
サービス精神満点で、おもてなしの心がけ。新入生との人間関係を築き上げ、深めていく中でコミュニケーションを増やし説得しやすくしていきます。基本的に、新入生のためになるような活動をすることが、信頼感を築いていくためには大事なことでしょう。
新勧ウェイトルーム


広報、宣伝も重要です。ビラ、パンフなど配布物。ポスター、看板など掲示物。HPを使った新勧用特設ウェブサイト、PV(プロモーションビデオ)など電子広告とでもいうのでしょうか、こうしたアピールのためのツールです。見栄えの良いビジュアルによって、あるいは心に響く印象的なメッセージによって、新入生の目と心を惹くようにしましょう。これらの制作がまた自由な発想の見せどころで、力作であればあるほど思い入れも強くなることでしょうし、部員の気持も入ったり、新入生にも熱意が伝わりやすくなるのではないでしょうか。

特に、このへんの準備が早ければ早いほどいいですね。制作時間にも余裕が持てるし、素材集めや編集会議も必要でしょう。一度作っても意見を聞いて何度も納得いくまで改良を重ねることもできますし、何種類か作ると便利です。近年は「新歓Twitter」も盛り上がっているようですね。
HPや宣伝は、早いほうがいいですよ。現状のHPのリニューアルや更新、至急必要なのではないですか?
それに、最近は高校ボート経験者が一般受験で大学でも続ける例がたいへん増えています。高校ボート選手は、大学でも良い環境でボートを続ける道を求めています。
大学のボート部HPやブログ、SNS等もチェックしているようですから、HPやPVなどはクオリティを高めると良いですよね。12月か遅くとも年末くらいからはアピールしたほうがいいでしょうね。(記事を書いた時期は11月だったのでこう書きましたが、高校生ボート部員向けなら6月か遅くとも7月くらいまでにはアピールしないといけませんね!)
2015 主務PC作業


これらはあくまでも多くの新入生の印象を与えるためのツールであり、実際には部員からの直接の熱意と行動が伝わらないといけません。1人1人への気持のこもった対応が入部へとつなげるのです。
しかし、素晴らしい出来栄えの制作物は絶大なアピール間違いなしです。
パーカーやジャケットだったり、配布用のボート部グッズや記念品、意外なプレゼントなど、多くの印象と時にはサプライズをしかけて他部やサークルとの差別化をしてください。




5.実行
新勧本番の期間は短いです。国立大では入試や合格発表、4月の新歓期間もやや長めに認められていると聞くのですが、私大の場合は4月上旬の1週間少々くらいが多いようです。私大の新歓1週間は短期決戦で、私はセレクションのない私大のほうが国立大よりはるかに厳しい条件だと感じてきましたが、国立大の1か月近い期間というのも長期戦の難しさがあると思います。条件が違っても、大変さはどこも一緒です。キャンパス内で新歓してもよい期間というのは大学によってそれぞれ異なります。
いずれにしても、早い人ではすぐに決めてしまったり他部にとられたりしてしまいますから、先手必勝の精神で臨みます。しかし、中には遅い時期でもまだ決めていない新入生もいたりしますので、先入観もまた持たない方がいいですね。

キャンパス内での勧誘行動。おそらくどの大学ボート部でも、割り当てられた時間に部の紹介やデモンストレーションでアピールをしたり、通常は出店や教室など待機場所に陣取って説明を聞きに来る新入生に対応していく形式だと思います。しかし、基本的に向こうからやって来ることは少ないでしょうから、こちらから勧誘に出かけ、入学式・オリエンテーション・ガイダンスなど大学の入学行事や説明会にやってきて構内を歩いている新入生に話しかけていくことでしょう。

また、高校では学校が設けてくれた部活動紹介の時間などで、体育館や講堂、教室など部活動のアピールや説明(プレゼン)ができる環境があるのではないでしょうか。学校から何かしらの運動部や文化部、同好会などに入るように言われるはずです。もちろん、個々に先輩や友達が勧誘しに来たり、顧問の先生自らが勧誘するパターンもあるはずです。
(このブログではおもに大学新勧をイメージして記事を書いていますが、高校でも何か参考になればと思います)


ここでは、事前の計画により勧誘の人員配置、時間に合わせたタイムスケジュール、活動量と折れない心など、計画どおりに動きつつも臨機応変の行動やメンタルが重要となります。
順調にいかないときこそ、逆境に強くなれ。断られたりうまくいかなくても「あきらめない」で、とにかく声をかけたり、新入生にアタックしていくことが重要だと思います。ひたすら数をこなします。そして、たくさんの新入生にボートやボート部をアピールし、新勧イベントにできるだけ多くの新入生に来てもらうようにします。

時間を見て行動していくというのは、ガイダンスなどの学部説明会といった時間や場所をしっかり把握して動くということです。やはり人がいるところで効率的に勧誘ができるようにしていくと。どれだけ声をかけられるかが重要ですからね。このあたり、ボート部くらいの新勧に全力を注ぐ団体は、この日は○○キャンパスのほうに人員を厚くして攻めるぞとか、△学部がやっぱり有望で真面目な新入生が多いとか、色々な戦術をあらかじめ準備しあるいは臨機応変に駆使しているかと思います。

ちなみに、「オリエンテーション」や「ガイダンス」とは、どちらも似た言葉ですが、「オリエンテーション」は新入生や新入社員が新しい環境に適応できるために指導をおこなうこと、その方向づけのための説明会。組織の説明や、仕組みやルール、学習や仕事の進め方について説明します。「ガイダンス」はやはり新しい環境に慣れるための初歩的なアドバイスや案内。学部情報や授業の履修などの勉学についてから、学生生活にいたるまでの幅広い案内や知識ですね。




6.評価、改善
そして、結果が出たらそれに対する評価と改善をしていくことがとても重要です。
日々の進捗に対して、毎日あるいは必要に応じてミーティングや打ち合わせをして、目標に対してどうなのか、順調なのか遅れているのか、周りの仲間のようすはどうか全体としてどうか、情報交換しながら評価します。
順調ならば、早期達成を全力でめざし、気を引き締めながらも明日に向けて皆を勇気づけます。順調にいっていないならば、改善案や対策を出し合い、皆で共有します。現状について、アプローチ方法や作戦など自分たちが改善すれば状況が良くなるのか、周りの状況の変化による外的要素に原因があるのかどうかも見極める必要があります。いたずらにネガティブにならず、全力を引き出し課題に対し全員でぶつかります。

ここでは皆が戦力ですしチームワークが重要ですから、決して雰囲気を悪くすることなく、励まし合いながら目標達成へのチャレンジを続けていきます。新勧は体力的にも精神的にもたいへんタフなので、とにかくお互いを鼓舞して気力充実、明るく元気に笑顔で新勧に向かうように努めます。


時間に余裕があって、修正がいくらでもきくトレーニングと違って、新勧は期間が短く短期決戦であることがほとんどなので、さながらレース期間のようでもあります。問題点については優先的なものだけを修正し、1にメンタル、2に技術という感じではないでしょうか。自分の担当する新入生候補者の情報や、イベント参加者の情報、他部やサークルなどライバルの動向と、しっかり情報把握と情報交換、そして共有に努めます。新勧リーダーはきちんとこれらを全体として把握します。

そして、短期決戦であるがゆえに途中での大きな改善は難しいので、昨年までの反省点をしっかりと生かすようにする。とにかく準備、計画が重要なのです。その中でも、入学式前後の最初の数日が特に重要で、勝負をかけていくのが大事ですね。(大学の新歓期間にもよりますが)


新勧が終われば、目標を達成できてもできなくても、来年のためにまた成功した点や反省すべき点をまとめて、来年に生かせるようにしていく。このような、年間のPDCAが必要となり、1年1年着実に新勧力を向上して、数年かけて理想とするチームへと持っていく長期戦でもあるのが新勧なのです。



※この最後の言葉が、今の時期にお伝えしたかった部分です。毎年同じ失敗を繰り返さないために、そして後輩にノウハウや経験のすべてを引き継ぎ、より多く新勧の達人を育てて新勧に必要なさまざまな研究を始めるために、来年の新勧体制をスタートしましょう。

強く、そして人がたくさんいる大きい部で、素晴らしい大学ボート生活を過ごせる誇らしいチームを作ってください。
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