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ボートも怒涛の大会ラッシュですが、当ブログも怒涛の更新ラッシュです。
私もここのところめちゃくちゃ仕事で忙しく、倒れそうなくらいの勢いでありこんなに記事をたくさん書いている場合ではないのですが、選手の皆さんのように心身を削ってボートのために頑張ります!!



さて、日本代表最終選考レースとお花見レガッタが行われる3大ビッグイベントのある来週末、3月23~25日に静岡県浜松市天竜ボートコースでは高校ボートの春の祭典、全国高校選抜(3月23~25日)が開催されます。
年末年始に書いておりました高校ボート部特集において、やはり高校ボートにも素晴らしい世界があると知ったものですから、機会があれば今後も高校ボートについてふれていくことができればと思います。しかし、相変わらず高校ボートには全く詳しくないので、その点高校ボート関係者の皆様にはご容赦いただきたくお願いいたします。

毎年3月に静岡の天竜ボートコースで開催されるいわゆる通称・全国選抜は、8月上旬のインターハイ、そして9月~10月頃の国体とあわせて高校ボート三冠の大会として知られています。このほか、6月には熊本県斑蛇口湖で行われる2000m最強1X決定戦でありU19のジュニア代表選考会でもある全日本ジュニア選手権もあります。
全国選抜は、「全国高等学校選抜ボート大会」が正式名称です。

「全国高等学校選抜ボート大会は、自然豊かな風景に囲まれた船明ダム湖にある「浜松市天竜ボート場」を舞台に、平成元年度より全国9ブロックから選抜された選手たちによって、これまで熱戦が繰り広げられてきました。第1回大会から第11回大会までは、「1,500m」のコースで開催され、第12回大会からは、世界に通用する選手を育成するため、「2,000m」のコースにリニューアルし、世界で活躍する数多くの選手を輩出しています。」
浜松市の全国高等学校選抜ボート大会のページより引用



平成元年度からの大会なので覚えやすいですが、平成元年度、実質平成2年3月からが第1回スタートなので、気をつけてください。浜松市のHPにも、過去5大会での決勝の結果が載っていますが、それ以前を調べるのは難しいようす。
高校ボートも、なかなか記録を調べるのは難しく、私も「月刊漕艇」(現・「Rowing」誌、日本ボート協会発行)を数冊しか持っていないので全部調べたら面白いと思うのですが、貴重なサイトボート競技のデータ集をご覧ください。
全国高校選抜の歴代優勝クルー

このサイトには、高校ボート部特集を書く際にもたいへんお世話になりました。管理人者様、これからもたいへん貴重なこの記録サイトの更新をよろしくお願いいたします。
このような方や、全国高体連ボート専門部の先生方、Rowing誌発行の関係者の方々、全国の都道府県ボート協会の皆様方、そのほか多くのボートを愛する人たちでボート競技の記録や活動が成り立っています。


高校ボート部特集については、「高校ブレードカラー一覧」
のページから、各都道府県の高校情報のページに飛べます。長いですが、こちらも参考にしてみてください。



全国選抜は、インターハイと違い各都道府県での予選を勝ち抜いた代表校が出場するのではなく、ボートでおなじみ全国9ブロックの地区別大会や選考を勝ち抜いたクルーが出場できる大会となっています。M1X、M2X、M4X+、W1X、W2X、W4X+の全6種目に24クルーのみ出場という狭き門です。まあでも、各種目24クルーならインカレと似た規模ですかね。しかし高校は種目が男子3種目女子3種目と少ないですから、それで高校ボートの選手人数は大学ボートの倍以上ありますので全国はかなり選ばれた選手しか出られない形になっています。
各ブロックごとに、2か3クルーの出場枠があります。(北海道は1クルー)さらに、インターハイ優勝を出したブロックはインターハイ結果枠1クルーがプラスされます。例えば、昨年インハイW1X優勝を果たしたU一女の埼玉県がある関東ブロックは、選抜3クルー出場枠のところ4クルーに増えます。あとは、地元静岡県には男女クォドのみ地元出場枠1があります。
多くの競技において、インターハイの約半年後の春季、開催地が定められた大会として地区ごとの枠で出場でき、1、2年生が出場する全国大会としておなじみであるかと思います。春の選抜大会は野球だけではなく、本当に多くの高校スポーツにおいて存在します。
全国高等学校選抜大会(Wikipedia)

全国選抜ボートの、第29回大会PR動画です。
第29回全国高等学校選抜ボート大会/ボートのまち天竜編


そして、気になる組み合わせはこちらです。
全国選抜M1X、M2X、M4X+組み合わせ
全国選抜W1X、W2X、W4X+組み合わせ


しかしながら、高校ボート関係者ではない私は、今年はどこが強いのかやはり分かりませんね(苦笑)
高校は勢力図の入れ替わりも激しいし、その中で強豪校はやはり上位に来るところが多いですが、高校生クルーは一気に化けるところもありますので、この春に急成長を遂げたり調子の浮き沈みもあるかと思うのです。昨年主力を務めた2年生を多く抱える高校はやはり有力でしょうし、あとは主力ではなかった2年生と、1年生の急激な伸びですよね。これによって、大きく変わるところがあるでしょう。

昨年優勝校
2017年全国選抜
M1X F見工業(T山選手)・京都
M2X W狭東・福井
M4X+M方・福井
W1X M方(N田選手)・福井
W2X M方・福井
W4X+K茂・岐阜

6種目中4種目が福井県と、福井強しですが今年はどうか。
夏のインハイ結果も見てみましょうか。

昨年優勝校
2017年インターハイ
M1X S田工業(S田選手)・滋賀
M2X B前緑陽・岡山
M4X+O谷南・長野
W1X U一女(Y澤選手)・埼玉
W2X H荘・秋田
W4X+K茂・岐阜

2冠はW4X+のK茂高だけですね。これらはやはりおもに3年生クルーであったようですが、現在高校ボートの有力選手として、M方高にはN田選手(新3年)とI選手(新2年)という現在の高校女子トップ2がおり、今年もM方はこのジュニア代表2名が引っ張るでしょう。組み合わせを見ると、この両選手はW1Xではないようなので、W2XかW4X+のM方クルーだと思いますが、おそらくW2Xでは。そうすると優勝候補間違いないでしょうね。
また、男子では昨年M1X優勝のS田工業S田選手(新3年)が健在です。男子でも、M1XにS田工業は出ていないので、M2Xで来ると思われます。
そういうわけで、高校ボート関係者の方には大変失礼なのですが、少し種目ごとプレビューしたいと思います。




2018年第29回全国高等学校選抜ボート大会
(静岡県浜松市天竜ボートコース2000m)


M1X
ビッグネームはいないが高校なので当然。ここで優勝や最終日進出を果たし夏へ向けて一気に成長する選手がインターハイと国体の主役になるだろう。その中で、Y子東(鳥取)のT井選手、180cm級でエルゴも良いS投農林(愛知)A部選手、F士河口湖(山梨)N井選手、S諏訪向陽(長野)M山選手が注目か、M江高専(島根)A田選手とI川高専(石川)W崎選手の両高専選手にも注目したい。ほかにもY田(山梨)のK一選手、T高(宮崎)のO島選手、S宮(大阪)のI井選手など、エルゴ20分上位選手が春の全国選抜2000mでは活躍できるのではないだろうか。しかし、そのほかの強豪校からやはりスカル強者が上位進出するかもしれない。


M2X
男子ダブル有力はT賀工業(福井)、E那(岐阜)、O見川(千葉)、クルーは入れ替わっているだろうが昨夏インハイ優勝のB前緑陽(岡山)のあたりだろうか。K学(熊本)、H荘(秋田)、I治西(愛媛)、I治南(愛媛)の強豪校はM4X+との編成が気になるところで、M2X対校なら決勝クラスか。Y尾(富山)、S風(大阪)もM2X得意。個人的に注目は、いま勢いのあるY代清流(熊本)、S諏訪向陽(長野)。昨年のM4X+4位のK成のように、Z所(滋賀)とT蔭(和歌山)の進学校旋風も期待したい。しかしながら、先ほどふれたS田選手擁するS田工業(滋賀)が本命となり、T賀工業との一騎打ちになるのか?
※日ボHPで知りましたが、S田選手は海外育成事業の選手に選ばれシドニー国際レガッタに遠征中とのことでした。日程が重なる全国選抜にはおそらく不参加ですね。


M4X+
男子クォドは勝ち方を知っている常連校が有力になるだろう。予選4組は、I治西(愛媛)、I治南(愛媛)、K沢尻工業(岩手)、K学(熊本)、そして昨夏インハイ優勝のO谷南(長野)という大激戦の組み合わせとなった。M江高専もインハイ優勝経験多数のライバル校の争いに食い込みたい。予選3組でも、M方(福井)とK茂(岐阜)の宿命のライバルが激突している。個人的に活躍してほしいのは、熊本から久しぶりに全国上位進出をねらうS々黌(熊本)。K学とともに決勝で熊本対決になったらすごいことだ。また、H館水産(北海道)、T名部(青森)、N潟南(新潟)、Kヶ谷(埼玉)、H舞鶴(京都)、Y百津(岐阜)というところも上位で見てみたい。あとは私大の附属。C大杉並(東京)はM2XとともにM4X+選抜出場は素晴らしく層が厚い。将来のC大対校エイトの候補たちか。また、K應(神奈川)は今年台風の目だ。2年前に全国選抜M2X優勝も果たしているが、今年はエルゴ全国トップのO下選手を擁し最高の4人を揃えたと見られる。K應が天下をとるときは、疾風怒涛のごとく一気にさらっていく。楽しみなクォド2000m勝負だ。


W1X
こちらも現時点で超高校級はいないようだが、将来有望な選手がたくさんいるようだ。S宮(大阪)のN之選手は172cmの大柄な選手、エルゴも全国6位とこれからが楽しみだ。今年の高校女子は以前にもまして福井が強そうで、全国エルゴベスト10の中で6人がM方高だ。そのうち小柄だがM方のS田選手も上位進出するだろう。そのほかには、G津工業(島根)のO田選手など。エルゴがたいへん素晴らしい選手は私の調べが足りないからかもしれないが多くはなさそうなので、テクニックに優れたスカラーによって混戦の選抜W1Xになりそうな予感だ。


W2X
女子ダブルは、M方がN田選手とI選手のコンビだったら優勝は本命だろう。ほかに注目どころは、今や完全に強豪校となったM山東(愛媛)、実力派が組んだI治南(愛媛)の愛媛2校、長身選手を擁するW歌山北(和歌山)、N崎明誠(長崎)、S諏訪向陽(長野)。Y子南(鳥取)も久しぶりに上位を狙う。ほかにも常連校が多く、W4X+との編成の兼ね合いで強力クルーが多くいそうだ。


W4X+
K茂(岐阜)が連覇を狙うか。しかし、待ったをかけるのは史上最強チームになりそうなM方(福井)。強化指定選手を多く抱えるチームは多く、K松川(東京)、S訪清陵(長野)、S宮(大阪)、Y校(神奈川)、M山東(愛媛)、I治西(愛媛)、K学(熊本)などだ。S釜(宮城)、I巻(宮城)、O村(長崎)、Z所(滋賀)、T鍋(宮崎)などにも期待。このほかチームワークで上位進出を目指すチームばかりで、女子クォドは特色と魅力にあふれた24クルーが揃っている。




今回、調査不足でまだまだ紹介しきれない多くの実力派クルーにふれることができずすみませんでした。
ここに挙げることができなかった多くのクルーの躍動と大ブレイクを期待して、高校生の皆さんは春の青春ボートを精一杯楽しんでください!


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