今まさに全国の大学チームが戸田に集結し、コースは色とりどりのブレードと艇であふれかえっていることでしょう。皆さん、事故だけには気をつけて安全第一の航行でお願いしますね!

いよいよ2017インカレが始まります!


前回の記事に続きまして、インカレ特集といたしまして昨年好評をいただいた各チーム紹介シリーズを掲載したいと思います。
やっぱりこう、ブレードデザインとともに各チームをクローズアップすると盛り上がるところがあるのかもしれませんね!


昨年も言いましたが「全日本大学選手権」ですから、日本全国から集まってきた大学ボートチームの紹介をすることで特に大学1、2年の方々は色んな大学を知ると思うのです。多くの同世代の学生が全国でボートに打ち込んでいる事実を実際に目の当たりにして、ライバル心をかきたてられます。
インカレを通じて「こういうチームが全国にあるんだ。自分たちと同じで厳しい練習や生活をしてきたんだな」と知るのは本当に励みになると思いますし、単なる知識だけではなく刺激になるはずです。ほとんど大学名を知らなかったりする中で、実際にレースで対戦してめちゃくちゃ競ったりとか、大会期間中に交流があったりして、一気に親近感がわいたりレース後や納会で話せたりとかで仲良くなれるのも、全国大会ならではです。





今回のチーム紹介ではインカレの出漕クルーとチーム規模などについてふれていったり、紹介する形でインカレの傾向や分析をしていきたいと思います。出漕する学生の方にはもちろん、インカレ観戦を楽しみにされているボート関係者やファン向けの内容かもしれません。観戦ガイド的に読んでいただくといいかもしれませんね。
また、大会に初めて出るような1、2年生の選手の方などにも、毎年使っているブレードカラー一覧の図を修正してご紹介しますので、インカレに出てくる色んなチームを知っていただければと思います。微妙に毎回、色を変えていたりします(笑)。実際あるんですよ、毎年微妙に色が変わるチームが・・・。
知らないことで全く興味がなかったチームを、知ることで興味がわき、インカレを楽しんでいただくことがねらいの一つです。
すべては、インカレという現役で参加するのは人生で数回しかできないこの機会を楽しんでもらうために。そして大きな出会いの場にしてほしいところがありますね!

もちろん、経験者の方も未経験者の方も予備知識として役立ててほしいところもあります。まあ、私の立場は特に情報が少ないためにいつも不利になっている未経験者の応援団なんですけどね!経験者の方は言わなくても情報には貪欲なので、さまざまなRowing情報力を武器になさっていると思います。





では、2017年のインカレに出漕する全国の大学チームを紹介します。
長くなりますがご了承ください。


今回の記事では昨年同様、日ボに発表された事実を述べますので、実名を出させていただきますがご了承ください。前回の記事とは異なるスタンスですが重ねてご理解ください。
失礼な表現もあるかと思いますが、ご容赦いただきたくお願いいたします。

(ブレードや創部年度などの情報をご存じの方は教えてください。よろしくお願いします)


2017インカレ 北海道
北大
W2X、W2-、M4X(3クルー、8人)
昨年はW1X1クルーのみの出漕だったが今回は男女4名ずつの3クルー出漕予定のようす。2000年代にはW2-、W4+、M2-、M4+と4回ものインカレ優勝がある強い北大。アイボリーのブレードが戸田を染め、北海道旋風を巻き起こすところが見たい!


小樽商大
M4+(1クルー、5人)
6月の北大定期戦ではM2Xで勝利、外部コーチの指導もあり強化を進めているとのこと。インカレでは昨年に続きM4+で挑戦。かつてはインカレM4+やM8+で争ってきた愛称キラーホエールクルー、夏の戸田で飛躍を遂げるか。


東京農大網走
M1X(1クルー、1人)
網走川や網走湖でトレーニングを続ける東京農大オホーツクキャンパス(北海道網走市)のボート部員。網走桂陽高出身のボート経験者など部員3名ほどで活動されているようです。M1Xで上位進出をめざす。(ブレードカラーの情報希望!)


北大水産
M1X(1クルー、1人)
こちらも北海道よりM1Xのエントリー。2014年インカレ、北大水産のM2Xが6'50で予選タイム2位を出し、準決勝で日大に敗れるも5位入賞したのは印象に強い。全日本M1Xでも7位になるなど、素晴らしいスカラーを輩出。北大水産学部は3、4年次に函館キャンパスに移るため、上級生になると全学ボート部と分かれて活動することが多いようだ。今回は北水としてM1Xで出漕とのこと。



2017インカレ 東北
東北大
W1X、W4X+、M1X、M2X、M2-、M4-、M4+、M8+(8クルー、29人)
インカレで常に存在感を示すボートが強い国立大の代名詞、東北大。国立大としてインカレM8+優勝最多の5回を誇る東北地方の雄だ。今年は軽量級LM4-で惜しくも準優勝、復活の兆しを見せている。このLM4-の主力は昨年U23代表選考に挑戦した院生3人であり、対校M8+に乗ってインカレ優勝をめざしてくるのではないだろうか。また、W4X+も逸材が多く乗り、人材の宝庫。今年はこれでもやや出漕を減らしており、部員がさらに多い時代も知っているので、部員を増やし東北随一の大きなチームであり続けてほしいと願っています。


仙台大
インカレ男女フルエントリー、OX盾M8+(13クルー、49人)
東北地方の大規模チームの座を東北大から奪った形の仙台大、ついにインカレ男女フルエントリーを果たしさらにオッ盾M8+まで出してくる。今年のインカレは、白地に青一本線の仙台ブレードがたくさん見られ、いずれも決勝や表彰台というようなド派手な活躍を見せるかもしれない。昨年は10種目出漕中、9種目最終日、決勝3クルーだったがそれを上回るのではないだろうか。その中でも最も注目はM8+。創部16年目、悲願のインカレM8+初優勝なるか。


※今年のインカレ、東北地域の大学は2チームだけになってしまいました。つい最近まで岩手大、東北学院大、福島県医大、秋田大などがインカレ常連だったのですが、小艇における基準タイムの引き上げにより、部員少数の大学がますます出にくくなっていることの影響でしょうか。多くの大学ボート部が新勧とトレーニングを頑張っていただき、ぜひともインカレにもっとたくさん出てきてほしいです!



2017インカレ 関東
茨城大
W1X、M1X、M4X(3クルー、6人)
2015年インカレM2-3位銅メダル、M1X7位。今年は3年ぶりにM4X出漕し、かつて準優勝したこの種目を中心に上位で活躍してほしい。


千葉大
W1X、M1X、M4X(3クルー、6人)
茨城大と同じ種目でエントリー、昨年同様にスカル種目オンリーでインカレ挑戦。2015年インカレM2X3位銅メダル、2016年同じくM2X5位。千葉大M2Xは過去2年インカレで素晴らしい存在感を見せたが、今年はまた光り輝くクルーが出てくるか。


防衛大
W1X、M1X、M4+、OX盾M8+(4クルー、16人)
普段は神奈川県で練習を積み、インカレには今年4クルー出漕。過去4年、オッ盾にも連続出漕し、インカレでもM8+に出ることもあるが近年は対校M4+が多いようで、インカレM4+とOX盾M8+を出せる部員規模がある。



2017インカレ 戸田

いよいよ戸田の大学です。
今年は戸田を本拠とする大学が74大学中29大学ということでインカレ出漕のじつに4割近くを占め、常に戸田の水域で日々鎬を削っています。



まずは、全国的にも大所帯のチームが増えつつある昨今、今年2017年インカレ出漕人数のベスト3を挙げてみます。(エントリー段階ではありますが。)

出漕人数3位
仙台大
インカレ男女フルエントリー、OX盾M8+ (13クルー、49人)
ついに戸田の大所帯チームの壁を破りセレクション中心でしかも地方私大の仙台大が出漕人数3位にランクイン。推薦制度のある私大、ボートの強豪私大は今の時代少数精鋭ではなく質量ともに巨大になってきているのです。これは90年代頃と比べると隔世の感があり、この2010年代の新たな傾向です。今回インカレ男女12種目40人フルエントリーの5大学のうち4大学が私大です。国立大のほうが規模が劣るようになってきてしまっており、経験者が多く部員も多い私大が各種目上位で鎬を削る構図です。ご存じのように仙台大、部員規模だけでなくどのクルーも鍛えられ強力。13種目決勝の快挙なるか!?それくらいレベルが高くまたメンタルの強いクルーが多いです。

出漕人数2位
一橋大
インカレ男女フルエントリー、OX盾M8+(2) (14クルー、58人)
国立大部員規模ナンバーワンの座を死守し、私大の勢いを阻むように孤軍奮闘か。一橋大チームももちろん部員数だけでなくどのクルーも強く、ここのところ毎年複数インカレ決勝を果たしている。一橋大のように素晴らしい新勧力と育成力とで、100名レベルの国立大ボート部が全国に10大学くらいあるとたいへん盛り上がると思います。50名以上の国立大はそれくらいに達していると思います、あとは一橋大のように1学年20~30人をコンスタントに達成し100名規模となり高い組織力でインカレ決勝を常に賑わせてほしいですね!

そして、出漕人数1位は・・・、
慶應大
インカレ男女フルエントリー、OX盾M8+(3) (15クルー、67人)
部員規模拡大を続け特に未経験者がたいへん多くなった慶應大は、こちらもついにインカレ男女フルエントリー達成。2年連続出漕人数1位だ。2015、2016年は一橋が1位、2013、2014年は慶應が1位でこの両校がインカレ出漕人数では毎年50~60名前後で首位を争っている。
慶應義塾高・慶應志木高の付属経験者、経験者、一般未経験がひとつの慶應カラーにまとまり大規模ボート部を形成しています。数えさせていただきましたが、現在部員が4年19人、3年23人、2年21人、1年23人の合計86人。合宿所(艇庫)キャパにもよるが、私大ボート部としては各学年20人前後が私も個人的に理想の人数だと思っています。さらに施設が大きいところは、30人前後いけるかもしれず、このあたりの100名規模が全国に10チームあると大学ボート人口はたいへん多くなると思います。


インカレ&オッ盾出漕選手数の多い大学ランキング、ベスト3だけでなく順番に見てまいりましょう。
今挙げた慶應(67人)、一橋(58人)、仙台(49人)に次いで、同志社(47人)が全国4番目、そして早稲田(45人)と京大(45人)が並びます。それから今年特筆なのが神戸(43人)で、インカレには3種目エントリーだけだがオッ盾M8+3杯出し、1、2年生がたくさんいるのでしょう。それからインカレ男女フルエントリーの明治(40人)、立教(40人)。ここまでの9大学が40人以上。
それ以降は阪大(38人)、名大(35人)、東大(34人)、中央(34人)、日大(31人)、日体大(31人)、龍谷(31人)と続く。
さらにインカレ出漕クルーが多い大学として東北大(29人)、法政(28人)、富山国際(28人)というあたりで、20人以上の大学はこのほかいくつかある。

これらの大学の出漕人数の多さはそのまま部員規模をほぼ表しているが、私大に関しては経験者も多く在籍部員のほとんどがインカレのレースに出漕している反面、国立大やセレクションのほとんどない私大はマネージャー比率も多くなり、大会に出ない部員の割合も増える傾向がある。といっても、セレクション私大もマネージャーの数は多かったりする。
例えば、日立明で見てみます。日大は選手が1学年あたり8~9人くらいで4学年38人(ほぼ全て男子)、マネージャー約15人の部員50~60人。明治は選手が1学年あたり10~11人くらいで4学年44人(男子31人女子13人)、マネージャー約25人の部員70人以上。立教は選手が1学年あたり9~15人くらいで4学年46人(男子32人女子14人)、マネージャー25人の部員71人。1年を含めほとんどの選手がインカレに出ていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。※部員数は日立明三大学レガッタパンフレットより確認。
マネージャーがほとんどおらず、ほとんど部員総出でインカレに出ている大学もあり、それに対し半分ほどしか大会に出ない大学もあり、地方の大学だとコストの面や院試など学業の関係でインカレに出るのは一部の部員というチームももちろんある。


ともかく、インカレにおいては部員数の多い少ないが戦績にも関連してきているところもあるだろうし、セレクション私大は推薦枠を増やしたり未経験者を勧誘で獲得したりとますます規模を大きくしようとしている現状が見られる。部員が多ければいいというわけではないが、今の時代部員を毎年たくさん獲得できるチームは組織力として強いわけで多くの強いクルーもまた育てる育成力があるといえる。
未経験者中心の大学は、とにかくまずは部員数を増やし全員がボートで強くなる「強くて大きい」チームをめざし、小艇なり大艇なり重点種目でインカレ制覇に向かう計画を数年かけておこなっていくことが必要ではないだろうか。同志社大のように、全体で20~30名規模から4年かけてほとんどが未経験者ながら100名規模のチームを築き上げた私大もある。新勧の成功は1年だけではない。数年かけて継続してはじめてチームの土台ができていく。前年より部員獲得を減らしたチームは要注意、毎年前年を上回り20人とか30人とかの高い目標でチームを作っていくのがおすすめだ。


新勧のノウハウに関しては当ブログでは力を入れてさまざまな記事を書いています。こちらなども参考にしつつ母校のチーム発展をめざしていってください。
「新勧の季節」



では、長くなりますがざっと戸田の大学を紹介。


東大
W1X、M1X、M2-、M2+、M4+、M4X、M8+、OX盾M8+(8クルー、34人)
ケンブリッジ大のブレードを模した淡青クルー。日本最高学府の国立大は、いつも大所帯のイメージ。今年は部員構成上、昨年に比べやや出漕が減ったが、1年生がたくさん入ったようなので来年はもっと淡青のブレードが多くなるだろう。そういいながらも今年の8クルー34人はじゅうぶん大規模軍団であり東大クルー、錚々たる陣容だ。昨年はM1X、M4+でインカレ決勝に進んだが、今年は対校M8+を中心にさらなる躍進を誓う。


一橋大
インカレ男女フルエントリー、OX盾M8+(2) (14クルー、58人)
すべての種目でレベルの高さを見せる未経験チームの星、レッドスター軍団のHUBC。今年のインカレも赤いブレード、赤い艇が戸田を真っ赤に染めて席巻するか。昨年国立大唯一のインカレ優勝(M2-)の快挙が燦然と輝く。小艇はもちろん、M8+にかける思い、そして4人乗り種目でのインカレ初優勝に向けて加速する。


筑波大
W1X、W2X、M1X、M4X(4クルー、8人)
小艇で際立った力を見せ、体育科があることで経験者と未経験者の融合が売り、小規模ながら大きな存在感を見せる国立大の筑波。昨年主力の4年が抜けたため女子はW2XとW1Xの挑戦になるようだが、男女とも個々のレベルがたいへん高い筑波は今年も優勝メダル争いを繰り広げるだろう。2014年のインカレM2X優勝を筆頭に、2012年から毎年インカレメダルを獲り、昨年はメダルこそなかったがM2-とW4X+で決勝4位と、インカレに強い大学。


東京外語大
W1X、W4X+、M1X、M2X、M2-、M4-、M4X(7クルー、19人)
スカル系に特化し、インカレでの勝負強さは定評あり。昨年途切れてしまったが10年間インカレ最終日進出と確実に結果を残すチーム。今年の男女対校クォドは素晴らしいクルーを作ってきており、東日本選手権ではM4X4位、W4X3位だ。コンコルディアクルーが、117年の歴史を胸に久々にインカレ決勝を実現する。戸田の藻を鮮やかな牡丹へと咲かせるか。


東工大
M1X、M2X、M2-、M4+、M4X、M8+(6クルー、23人)
毎年インカレM8+出漕を続ける、国立大の伝統校。2013年新艇庫完成以来、徐々に部員数も復活傾向で着々とクルー数を増やしている。今年の対校M8+は近年で最速のもよう。4年ぶりのインカレ決勝、インカレメダルをめざし白いブレードが戸田を駆ける。


東京海洋大
W1X、M1X、M2X、M4+(4クルー、9人)
5大学レガッタの国立大、海洋大。インカレではM2XとM4+の活躍が目立ち、エントリーは4クルーだが本番はこのM2XとM4+の出漕になるようだ。学業や実習などで練習時間の確保がたいへんなようだが、海と船の大学、ボート競技では常に存在感を示し素晴らしい航海スピードで船乗りのスピリットを見せる。対校M4+は最終日クラスの艇速じゅうぶんだ。


早稲田大
インカレ男女ほぼフルエントリー(M4Xを除く)、OX盾M8+ (13クルー、45人)
昨年、女子はW2X、W2-、W4X+の3種目優勝を果たし変わらぬ女子チャンピオンチームを証明してみせたが、男子はM2-準優勝とM2+4位の2種目決勝で、おそらくW大としては納得のいく戦績ではないのだろう。例年にも増して各種目激しいバトルが予想される数多のライバルがひしめく中で、名門早稲田のエンジのブレードがきらめきを見せることができるのか。M8+とW4X+の主役になるか。


慶應大
インカレ男女フルエントリー、OX盾M8+(3) (15クルー、67人)
すべての種目で優勝、決勝を争える陣容が整った。部員が多くなったとはいえ、慶應全体としての統一感と気迫あふれるスピリットはチームとしての結束やかたまりを感じます。私は個人的に昔から慶應と明治には「魂」が宿るような素晴らしい精神力を感じており、いつもインカレで信じられない逆転劇を見せてきたチームだ。強烈な愛校心、愛クラブ心がもとにあるのではと思い、この心はボート部を強く大きくする最も重要な要素の一つだと確信しています。


日大
W1X、男子フルエントリー(9クルー、31人)
男子全種目で優勝候補ナンバーワン。今年はそれにW1X種目も優勝候補に加わった。しかし今年は昨年以上に激戦のインカレ、王者日大といえども強力なライバルは簡単に勝たせてはくれないだろう。数年前までの日大1強の時代から変わってきており、各種目ごとに日大と覇を争うに足るクルーとチームが増えていると見る。その中で、得意種目を確実に獲り、激戦の種目では持ち前の戦術眼と駆け引きで決勝では最高のパフォーマンスを発揮し接戦と勝負の流れを制する目算だろう。日大戦略を上回ることがインカレ優勝の条件だ。


立教大
インカレ男女フルエントリー(12クルー、40人)
弱小チームからようやくチーム初のインカレ男女フルエントリーを果たしインカレ挑戦。1~4年まで男子33人、女子14人の部員構成、インカレ全種目に必要な人数は男子30人、女子10人なので1年生も出漕させて総力戦というところだが、全体のレベルアップがまだまだ課題だ。インカレM8+は実に26年ぶりくらいの出漕。チーム力はこれからだが、今年のインカレはM4-、W2Xを中心に多くの種目で優勝や決勝を争いたいところ。立教ブルーの闘志を燃やす。


明治大
インカレ男女フルエントリー(12クルー、40人)
今年の明治は昨年と同じく素晴らしい選手層。2年連続インカレで対校M8+を組み優勝を狙う。日大、仙台、そして多くのライバルを破りインカレM8+初優勝なるか。男女ともにジュニア代表経験者を多く抱え、インカレクルーの編成がポイントになるが、万遍なく振り分けるというよりはやはり得意種目、絶対獲りたい種目を核にしていくのだろうか。今シーズンは軽量級LM8+、LW4Xの男女アベック優勝もあった。しかしすべてのチームが頂点をめざしてくるこのインカレで、2015年早稲田のようにインカレM8+&W4X+アベック優勝を果たすことができるか。


東京経済大
W1X、W2X、M1X、M2X、M2-、M4-、M4+、M4X(8クルー、21人)
6年ぶりにM8+出漕せず小艇と4人乗り種目重視で臨むようだ。M1X、M2X、M2-、M4Xといずれも得意種目の印象があるしM4-、M4+の実績も多い。インカレ男女ともに優勝経験のある東経、M4+では2003年以来の優勝をめざす。


中央大
W1X、W2X、W4X+、M1X、M2X、M2-、M2+、M4-、M4+、M8+(10クルー、34人)
昨年は衝撃のインカレだった。M4-、M4Xの2種目優勝、W4X+は予選トップタイムの3位銅メダル。今年はさらなる活躍をめざし、インカレM8+の代名詞だった中央M8+は2005年以来遠ざかった12年ぶりインカレM8+優勝に挑む。また、W4X+も昨年はほとんど1年生だったので女子はいっそうパワーアップしていることだろう。男女M8+&W4X+アベック優勝がじゅうぶんあるどころか、M4-、M4+、M2X、M2+、W2Xなど対校以外もほとんど優勝を狙える層の厚さが復活しており戦力は随一だ。中央は、男女とも強いチームへと生まれ変わった。


法政大
女子フルエントリー、M1X、M2X、M2-、M4-、M4+、M4X(10クルー、28人)
法政も対校M8+出漕を見合わせた。実に2001年の16年ぶりくらいのことのようだ。この年はたまたま出ていなかったようなので、小艇での実績を重ねエイト挑戦を始めた90年代初期(もっと前から?)の頃以来のことかもしれない。もちろん、各種目で優勝を狙うための現実的な布陣でインカレに臨む方針だろう。小艇や4人乗り種目で実績を残してからM8+挑戦というのはどのチームも通る道、最初からM8+オンリーで常に上位を争う大学はどこにもいない。その意味で今年多くの大学が他種目に活路を見出そうとしているインカレだといえる。しかし、個々には近年最強と思われる強い法政が見られそうだ。


日体大
女子フルエントリー、M1X、M2X、M4+、M4X、M8+(9クルー、31人)
男女のレベルがたいへんバランス良い強豪チーム。昨年は意外にもインカレメダルはW2-銅メダル1つだったが、インカレに強い大学として今年はまた強いところを見せてくれるだろう。対校M8+はどうか。また、M4X、M2Xなど得意種目も楽しみだし、女子はW2XやW2-、W4X+などどれも優勝や決勝に絡んでくる活躍をするだろう。


東京医科歯科大
W1X、M1X、M2X、M4X(4クルー、8人)
スカル種目に特化した独自の存在感を放つ国立大。医大でありながら常にインカレ上位を争う。学生数が少ないのでなかなか大所帯にはならないが、1人1人が良く鍛えられ毎年優秀なスカラーを育てる素晴らしいチーム。インカレでの戦績も部員規模を考えれば特筆で、数年に一度インカレ決勝やメダリストを輩出しており、2015年はM1X決勝4位、2016年はM2X8位。


東海大
M1X、M2X、M4-、M4X(4クルー、11人)
男子のみ4種目のエントリー。男子種目中心にいつも強豪のチーム。インカレでは昨年日大と優勝争いをして惜しくも準優勝だったM4+を得意種目にしているが、今年はエントリーがなくCOX不在なのか、全てなし艇のエントリーとなっている。


学習院大
W2X、M1X、M4+(3クルー、8人)
120年を超える歴史を持つ、私大では慶應に並びたいへん伝統あるチーム。今年は2年ぶりに対校M4+を出漕するようだ。2015年インカレM4+では準決勝で富山国際にわずか及ばず最終日を逃してしまったが、今年は濃紺のブレードが最終日で輝くか。


成城大
M1X、M2X、M2-(3クルー、5人)
来年創部60年を迎える成城大。M4+を組むこともできそうだが、今年は小艇に分けてのエントリー。数年に一度素晴らしいスカラーを出してくるが、今大会のM1XN川選手は対校ではないだろうか。インカレ最終日で成城の勇躍が見られるか。


成蹊大
W1X、M1X、M2-、M4+、OX盾M8+(5クルー、18人)
ここ2年、チーム改革が進んでいるようで飛躍を続けている。軽量級ではLM8+で挑戦、1年生クルーであったようだが日大にあと少しのところまで迫った。北米の艇メーカーRESOLUTEの黒い艇が話題、久々にインカレ最終日で対校M4+の活躍を見たい。「桃李成蹊」の言葉どおり、理想のクラブをめざす。


共立女子大
W4X+(1クルー、5人)
昨年、11年ぶりにインカレW4X+出漕をした共立女子は今年も同じく出漕予定とのこと。今年は福島県喜多方市の荻野漕艇場で強化合宿をし、インカレに照準を合わせる。現在活動しているボート部がある女子大は日本女子体育大とこの共立女子大の2つだろう。


日本医大
M1X(1クルー、1人)
こちらも医大ながらインカレ出漕に積極的な大学で、毎年小艇を中心に挑んでくる。私立の医大としてはボート部の歴史がとても長く、来年創部90年になる。もう少し部員が増えてインカレM4+挑戦などを見てみたいですね!


早大理工
M2X、OX盾M8+(2クルー、11人)
早稲田の全学ボート部とは別団体で、全学は体育会だがこちらはサークル団体という組織となっており、ボートサークルという建前になっている。しかし中身はもちろんしっかりした伝統ある組織で、50年を超える歴史を持ち代表選手も輩出している。今年は対校M2Xでインカレ出漕。ここ2年オッ盾にも出漕しており、かつてのようにいずれまたインカレM8+出漕することを期待!


東京大学医学部
M4+(1クルー、5人)
東京大学の医学部、通称鉄門ボート部。ここ数年力と規模を伸ばし、現在部員は37名ということで医学部としては大きな部だ。戸田では慶應医学部と定期戦を行っており、昨年はM8+で対戦もしている。東医体(東日本医科学生総合体育大会)では昨年24年ぶりにM4+優勝。また、今年の京大戦でも全学のM8+に助太刀し勝利に貢献。そうしたチャレンジ精神で、東大医学部としてかなり久々ではないだろうか、今年はM4+でインカレに参戦しており楽しみだ。


慶應医学部
M4+(1クルー、5人)
こちらも意欲的にM4+がインカレ出漕。部員は43名、全学とともに医学部も部員増加。慶應大の医学部創設当初から存在する歴史あるボート部。以前からM8+を出すなど積極的にレースに出ていた。医学部ボート部としていま最も勢いのある大学のひとつだ。


中央理工
M2X(1クルー、2人)
こちら中央理工も、中央大の全学とは別団体。理工ボート部としてはこの中央理工が存在感を高めている。ボート経験者も若干おり、今年は1年生が11人ほど入部し1年~4年まで部員が27名のようだ。ちなみに理工学部ボート部は早稲田、中央の他に日大にもかつて別団体があった。毎年6月頃に戸田で行われる関東理工系レガッタは今年で51回を数える理工系大学のためのレガッタ。医学部、理工学部、そのほかの学部など、カレッジボート部がさかんになってさまざまなバックボーンを持つ多様な団体が増えると良いと思います。


日本女子体育大
W1X(1クルー、1人)
時おり大学トップクラスのスカラーを輩出する日女体大。日本代表のU野選手がこちらの出身。今年もW1Xで出漕予定。


首都大東京
M4X(1クルー、4人)
M1X、M2Xで出漕を続けていた首都大東京、昨年は東京都立大だった時代から17、8年ぶりくらいにM4+出漕をし、今年はM4Xでインカレに出てくる。平日は八王子市の南大沢キャンパスで陸トレ、週末戸田で練習とのこと。


青山学院大
M2X、M4X(2クルー、6人)
こちら、青学も復活の兆しか。現監督が再建に力を入れておられ、私も個人的に同じ十字ブレード仲間として強くなってほしいチームです。今年は2クルー出漕。昭和40年代には全日本M2+優勝、全日本M4-準優勝の実績もあるとのこと。



2017インカレ 北信越
新潟大
W2X、M2-、M4X(3クルー、8人)
オリンピック代表も輩出している北陸の雄、新潟大。現在部員は30名ほどだが、インカレ出漕は昨年の5クルーから3クルーに絞ってきたもよう。インカレでの活躍は記憶に鮮やかで、決勝に進出するとメダルを獲っていく。W2Xストロークはドイツからの(?)留学生のようだ。


富山国際大
女子フルエントリー、M1X、M2X、M2-、M4-、M4+、M4X(10クルー、28人)
北陸・中部の強豪セレク私大といえば、この富山国際。全国区のボート強豪となって久しく、インカレどころか全日本もたびたび優勝するトップチームであり、昨年はM2X優勝、M4X4位、W2X4位と3種目決勝で得意種目の強さを見せた。昨年と全く同じ種目でインカレ挑戦。関西選手権ではW1XでK山選手とK佐貫選手がワンツーフィニッシュをし、W2Xも優勝。今年もインカレでは最強4年生を中心に女子種目で強さを見せるだろう。また、男子もM2X、M4Xを中心に優勝争いを展開するのではないだろうか。昨年女子部員の入部が多かったが、今年は男子部員の1年生が多いようで、男子20人、女子14人と男女とも部員増加している。


金沢大
W2X、M4-、M4+(3クルー11人)
北陸の名門国立大・金沢大も復活の兆し。かつては女子の強豪だったが、最近では男子が増えている様子。今年1年が14人入り、1~4年で総勢35人と規模が大きくなってきている。石川県の存在感を高め、福井・富山・新潟とともに、ボートどころの強豪地域としてますますレベルアップしていただきたいです。ちなみに金沢大医学部も1~6年まで30人以上となかなかの規模ですね。



2017インカレ 東海
岐阜大
M1X、M4X(2クルー、5人)
2013年、長い休部状態から復活した岐阜大は医学部ボート部だが、全学とも共同の活動をしているようだ。今年は経験者3人を含む19人が入部し、総勢47人の大所帯になってきたとのこと。漕手の比率は大きくないようで、国立大にはよくある半数近くマネージャーや審判コーチ学連というようなスタッフの割合が多いとのこと。昨年はインカレに出なかったので、2年ぶりの出漕だ。岐大クォドの活躍が見られそうだ。


岐阜経済大
W1X、W4X+、M2X、M4-、M4X(5クルー、16人)
2006年全日本M2Xで優勝経験があり、インカレ優勝も2007年M2+で果たしている。創部20年近くになっており、2度目のインカレ優勝に向けて挑戦。男女ともに力があり、今年は5クルー出漕で、男女クォドが対校クルーか。


名大
W4X+、M1X、M2X、M2-、M2+、M4-、M4+、M4X、OX盾M8+(9クルー、35人)
国立の名古屋大学。女子は今年クォド一本、そして4年ぶりにM8+出漕をせず今年のインカレは他のいくつかの国立大と同様、M4+対校で来るようだ。しかし出漕種目が多くなっているがいずれも力のあるクルーを揃えてきたようで、2014年W2-優勝以来2度目のインカレ優勝をめざす。スクールカラーは濃緑だが、ブレードカラーは若草色といったこの若いクルーたちが戸田に再び新鮮な旋風を起こすか。


名工大
W2X、M1X、M2-(3クルー、5人)
国立の名古屋工業大学。M4+やM2-でインカレ最終日進出が多い。また少し小規模になってしまっているが、1年に男子選手8人が入りこれから復活への道を突き進むだろう。M4+、M8+を多く出していた状況からさらに地域のリーディングチームをめざし、名大と名工大のライバル争いで中部学生ボートを牽引していただきたいと思います。愛知県内の多くの大学のボート部復活も期待!


南山大
M4X(1クルー、4人)
名古屋市にある私立大、南山(なんざん)大学。名大、名工大と同じく名古屋市内の庄内川コースで活動している。過去にはよく鍛えられたスカラーがインカレ最終日に進んだり、スカル系に力を入れている印象。ミッション系であり、上智大と姉妹校だとのこと。全国ミッション系大学レガッタとかも面白そう!?ICU、上智、青学、立教、フェリス女学院、明治学院、東北学院、同志社、関西学院、桃山学院、南山など、教派は全然違いますが。ボート部ない大学は新設できれば・・・。



2017インカレ 瀬田
京大
W1X、W4X+、男子フルエントリー、OX盾M8+(11クルー、45人)
オックスフォード大のブレードを模した濃青クルー。西日本の最高学府は瀬田を代表するボート伝統校だ。瀬田には歴史あるチームが多く、東の戸田、西の瀬田と並び称される所以である。男子フルエントリー、たいへん大所帯チームになってきている。全学に所属する医学部も含めると4年19人、3年15人、2年18人、1年24人、院生2人で総勢80人だ。京大という関西リーディングチームにおいて理想的な部員規模だと思います。さらに100名規模で大きくなってアメフト部を組織力で凌駕し、Rowingにおけるビッグクラブの地位を確立してほしい!海外交流にも積極的で、東大や一橋とはまた一線を画するような学生の発想力をもって、ボート探究とボート文化発展に寄与していただきたい日本のオックスフォード大です。


同志社大
インカレ男女ほぼフルエントリー(W2-を除く)、OX盾M8+ (12クルー、47人)
1968年メキシコ五輪日本代表M8+として輝かしい歴史を持つ伝統校が、いよいよ復活を見せる。ここ数年の新勧の成功はめざましく、100人規模のチームをついに実現した。現在4年24人、3年20人、2年27人、1年38人で109人!男女フルエントリーも時間の問題であり、あと欲しいのは実績だけ。126年の長い歴史において全日本M8+優勝はあるが、インカレの優勝はまだない。ライバル京大や立命館はインカレ優勝経験があるだけに、名実ともに関西を代表するチームになるためインカレタイトルを渇望していることだろう。エルゴ向上やボートへの真摯な取り組みは相当なものだと聞く。さらなるボート意識向上、Rowing研究によって知識と経験と自信が増せば一気にタイトルを勝ちとり、また周囲に良い影響を与える素晴らしいリーダーとしてのチームになると思っています。


立命館大
女子フルエントリー、M1X、M2X、M2+、M4-(8クルー、20人)
立命館は近年すっかり女子強豪チームという印象になった。全日本W2-3連覇、2015全日本W8+準優勝と2015全日本W8+3位、そして昨年インカレW2XとW2-のダブル準優勝。今年こそインカレ女子初優勝を成し遂げたいところだろう。そしてまた、男子も2011年M2X以来6年ぶりのインカレ優勝に燃えているはずだ。W2X、W4X+、W2-、M2X、M4-、M2+といずれも優勝を狙う布陣か。部員数は30名ほど、女子はほぼ経験者オンリー、男子は経験者と未経験の融合のようだ。


龍谷大
インカレ男女ほぼフルエントリー(M8+を除く) (11クルー、31人)
女子の強豪といえば、京都の私大である龍谷大。しかし、2000年に入ってからの早稲田・明治の台頭により、しばらく女王の座から遠ざかっている。最後にインカレ優勝したのは2001年W4+(W4X+種目が導入された前年)であり、昨年はW1X準優勝とあと一歩まできており今年こそという気持だろう。部員数は41人、選手は34人くらいか。ほぼ全員が主力としてインカレ出漕という、セレクション私大ならではの方針となる。


滋賀大
W2X、W4X+、M2-、M4-、M4+(5クルー、18人)
滋賀大学経済学部改め、滋賀大学としてインカレ出漕。今年4月にデータサイエンス学部が新設され国立大としては最大規模の経済学部となり創部95年を迎える今年、「滋賀経」から「滋賀大」漕艇部に改称したとのこと。彦根を本拠とする歴史あるチームで、旧制の彦根商業高校が前身。滋賀師範高校を元にする滋賀大教育学部いわゆる滋賀教は大津を本拠とし別組織のボート部。彦根藩の武家の教養と、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の理念で有名な近江商人の精神を体現した「士魂商才」の伝統を受け継ぐカレッジ。現在部員70名弱、大きなチームになっているがインカレには7年ぶりにM8+出漕せず、クルーを絞ってのチャレンジだ。滋賀のボート魂と存在感を見せるか。



2017インカレ 近畿
阪大
W1X、W2X、W4X+、M1X、M2X、M2-、M2+、M4-、M4+、M4X、OX盾M8+(11クルー、38人)
大阪大学も現在1回生が20人以上はいるだろう、おそらく75名ほどの部員数を数える大所帯。青いブレードは年々大きくなっている。京都だけでなく大阪と兵庫の関西においても、ボート文化を発展させ地域のボート意識を向上させる模範となるリーディングチームたる国立大や私大は多く存在すると見ています。その筆頭が阪大だ。今年、阪大は他のチーム以上に長い、おそらく20年以上はずっと継続してきたインカレM8+出漕をやめM4+を対校にしてきたと見られる。苦渋の決断だっただろうが、他の私大などと同じようにそれだけインカレ優勝にこだわったのだとも言える。大阪市大など関西のライバルの強化に負けられない気持ちもあるだろう、阪大が今年のインカレにかける気迫はたいへんなものを感じる。もちろん、対校だけでなく多くのクルーが上位を争うだけの力がある。


大阪市大
W2X、W4X+、M1X、M2-、M2+、M4+(6クルー、18人)
大阪市大はこちらも部員数75人。昨年のインカレM8+では7位、同じ国公立の三商戦の仲間、同じチームカラーの赤い軍団の一橋にあと少しと迫る激漕を見せた。今年はM8+挑戦せず、実績のあるM4+を中心にインカレは勝負するようだ。得意のラストスプリントを武器に、変幻自在のレースを見せるか。


大阪府大
W1X、W4X+、M1X、M2X、M2-、M4+、M4X(7クルー、20人)
新勧が素晴らしいものになり今年何と1回生が34人も入部したようで4学年で総勢73名、これからは府大の時代が来そうな勢いを感じる。関西選手権でもM8+決勝で同志社、京大を破り阪大に次いで準優勝。インカレではおそらく対校がM4+、昨年インカレ8位の悔しさを晴らし念願のインカレ決勝、さらに優勝まで狙うのではないだろうか。


大工大
M1X、M4+、OX盾M8+(3クルー、15人)
大阪の工業科の私大、大阪工業大学。大阪といえば阪大と市大だけではない、府大と大工大も大いに伸びて部員増を果たしている。現在部員58人。インカレではM1XとM4+の精鋭で勝負。そしてオッ盾M8+に今年も出ます。緑に白い「工」の字のユニークなデザインのブレード、この大工大M4+のスピードにも要注目!


追手門大
M2X(1クルー、2人)
大阪の私大、追手門(おうてもん)学院大学。学院の発祥地が大阪城の三の丸跡にあり、日本の城郭の正面の門を追手(おうて)、裏の門を搦手(からめて)と呼ぶことにちなみ、追手門と名付けられたとのこと(現代では城の正門は大手門と呼ぶことが多い)。ボート部は現在やや小規模のようで、12人ほどか。今年は創部50周年とのこと、より大きく発展していただきたいです。


関大
W1X、W4X+、M4+、OX盾M8+(4クルー、20人)
こちらも1回生が25人入部、現在77名という部員規模。関西大はボートの推薦枠はほとんどないと思われ、私の言うところのノンセレク私大。部員数は増加傾向、最近は少数ながら経験者も在籍しているようだ。W1Xで強い選手を出すなど未経験者中心でも女子は高いレベルであり、今年も西日本選手権でW1X、W2Xの2種目で優勝した。対校M4+、対校W4X+は今年どこまでいけるか。


神戸大
W2X、W4X+、M8+、OX盾M8+(3) (6クルー、43人)
インカレでは3種目と絞ってきたが、何とオッ盾3杯出しと意欲的な出漕を見せ、M8+の数は4杯と、慶應と並び今大会最多タイだ。新艇庫建て替え中で、現在は大阪の浜寺に拠点を移している。こちらも新勧が素晴らしく、マネージャーも多いようだが今年1回生38人入部、総勢90名にまでなっている。神戸大は常にインカレ対校M8+と対校W4X+に誇りを持つ大学だ。特にW4X+はこれまで何度もインカレ最終日に進んでいる。M8+も最終日に進むべく、他大学と違い、大艇主義を貫く今大会は異色の出漕方針だ。


関学大
W1X、M1X、M2-、M4+、M8+、OX盾M8+(6クルー、27人)
神戸の私大、関西学院。関学もボートではノンセレク私大。部員は50人。対校は久々にM8+か、そして今年もOX盾M8+にも出漕。部員は50名で充実。三日月の青いクルーが、対校M8+として存在感を示す。



2017インカレ 中国
鳥取大
W2X、M2X、M2-(3クルー、6人)
中国地方の大学で年々存在感を高めているのが鳥取大。鳥取大のある鳥取市は県東で、面積は7㎢にもなる日本最大の池、湖山池(こやまいけ)ボートコースを本拠とするが、県西に位置し錦海ボートコースを本拠としT田選手やT島選手を出した米子市のボート強化の影響もあるだろう、鳥取県はすっかりボートどころになってきた。部員数は31人、選ばれた3クルーがインカレ出漕するようす。


島根大
W1X、M4X(2クルー、5人)
やや小規模になってきたようで、以前のような規模をまた取り戻してほしいです。選手14人、マネージャー11人の25人。島根県も松江市はボートが盛んで強豪高校や社会人も多いので、ボートの基盤は強固。2012~2014年までインカレW1X6位、4位、5位。今年はW1XとM4Xでインカレ挑戦する。


松江高専
M4X(1クルー、4人)
昨年に引き続きインカレで唯一の高等専門学校からの出漕、松江工業高専。M4+からM4Xに種目を変えてのインカレ出漕。
高等専門学校は修業年限が5年、つまり中学を卒業して一般に5年制の学校となるため、3年目まではインハイに出ることができ、4年目以上はインカレに出ることができる。また、5年間の課程を修了すると準学士扱いとなり、さらに2年間の専攻科(卒業後の審査により学士をとって学位の取得も可能)に進む学生もおり、そうなるとほとんど専門教育によりエキスパートを育てるための大学機関のようなものと考えられる。ボート指導も5年や7年の一貫指導が可能になるわけだ。
高専でボート部があるのはこの松江高専や長崎の佐世保高専などがあり、こうしたボート部が増えていくと競技の裾野の広がりや、選手のバックグラウンドの多様化にもつながるだろう。


岡山大
W4X+、M1X、M2-、M4+、OX盾M8+(5クルー、22人)
中国地方の国立大の強豪、岡山大。今年は対校M4+出漕のようだ!対校M4+は毎年最終日に進む力があり、今年の関西選手権ではトヨタ紡織に2艇身あけられてしまうものの、7月頭の時期で良いスピードを見せ準優勝した。女子も伝統的に強い。部員規模は現在50~60人か。2004年インカレM4+、早稲田との死闘を制し0.3秒差で初優勝を果たしたレースは今でも語り草、最近ではF見選手のM1X連続メダルが際立っている(2013年3位、2014年準優勝)。インカレM4+決勝なるか。


広島大
M1X、M2X、M4+、M4X(4クルー、12人)
今後中国ブロックのボート界を牽引しそうな広島大。着実に規模を大きくしてきたが、OX盾M8+出漕はなくインカレ4種目に集中。昨年インカレM1X準優勝したN口選手の活躍など、勢いのあるクラブ。部員37人、まだまだ大きくなりそうな国立大だ。


山口大
W1X、M4+(2クルー、6人)
こちらも毎年好クルーをインカレに出している。山口大のM4+は決勝レベルの力があるが、あと一歩のところで常に決勝を阻まれてきた。今年は少し規模が小さくなったのだろうか、また勢いを取り戻してほしいと思います。



2017インカレ 四国
愛媛大
M2X(1クルー、2人)
ボートという競技は少数の部でもしっかりしたトレーニングでたいへん鍛えられて強い選手が育つもので、ご存じT田選手を輩出した愛媛大も今は部員数的にはやや小規模のようで11人ほどのようだが、たくましいクルーを出漕している。愛媛大の小艇が、バンバン快進撃するところを見てみたい。


松山大
W1X、M4+(2クルー、6人)
愛媛県松山市の私立大。2011年、T頭選手のインカレM1X優勝の実績が燦然と光る。
以前はM4+など5、6クルーを出した時もあり、今年はまた松山大M4+が見られるようだ。


香川大
W1X(1クルー、1人)
香川県の国立大、香川大が久しぶりにインカレ出漕。以前は毎年お花見出漕で戸田に遠征してくるなど、私もよく知っている。まずは復活の序章としてW1X出漕は素晴らしい。ぜひM4+やM4X、W4X+など出せるようになってほしい。


徳島大
W1X(1クルー、1人)
こちらもW1Xで復活の徳島県の国立大、徳島大。7月の四国インカレでは総勢13名で遠征し、M4+出漕もしたとのこと。今回のインカレにはエルゴタイムもあるだろうからW1X出漕のみだが、いずれやはり4人乗りや多くのクルーが参加してほしい。部員は20人ほどいるようだ。



2017インカレ 九州
九大
W1X、M1X、M2X、M2-(4クルー、6人)
名門国立大としてはそれほど部の規模は大きくないが、昨年は久しぶりにオッ盾M8+を出漕。しかし今年はまた部員が増えず、どうもM2-のみの出漕になるらしいか。できれば、九州の国立大もどんどん規模を大きくし、九大、佐賀大、長崎大、熊本大、宮崎大、鹿児島大と各県のボート競技を牽引する存在になってほしい。大分大にもボート部ができたり、琉球大もボート部復活することも期待したい。九州ボートは高校が盛んなのだから、大学からも盛り上がれば素晴らしい。


佐賀大医学部
W1X(1クルー、1人)
佐賀県の国立大。元々医学部は佐賀医科大学という国立の単科大学として1976年に設立されたが、2003年に佐賀大と統合した。昨年は部員約40名、医学部ボート部としては有数のチーム規模だ。おそらく昨年全日本に出漕したY田選手が出てくると思われ、インカレW1X4位の選手を破るなどかなりの実力者だ。


熊本大
W1X、W2X、M4+、OX盾M8+(4クルー、17人)
熊本大ボート部は創部1895年、あの夏目漱石が松山中学から今の熊本大(旧制第五高等学校)に赴任した際にボート部部長を務めたという由緒正しい部。昨年4月の震災の影響から見事に立ち直り、9月のインカレではM1X8位、W2X8位と最終日2種目を果たした素晴らしいチームだ。実力、実績、伝統、規模と、九州国立大のリーディングチームたりうる大学だと思っています。今年も出るぞオッ盾M8+!13年連続オッ盾出場中。


熊学大
M1X(1クルー、1人)
熊学といえばボート界では熊本学園大付属高校ですが(関係者の方は「付属」と通称しているようです)、その元である熊本学園大も毎年インカレ出てます!今年はM1Xのみに出漕。小規模のようで、またM4+が出漕できるくらいに部員を増やしてほしいですね。


鹿屋体大
W1X、W2X、M1X、M4X(4クルー、8人)
こちらも一時期かなり休部に近くなってしまったようだが、関係者の方やOBOGの必死の努力があっただろう、4クルー8人も出せる状況にまで戻してきました。素晴らしいと思います。もともと、国立大ではあるが体育大のため経験者主体の名門チーム、女子を中心に90年代はインカレ優勝を何度も果たしており、男子も強いクルーがたくさんあった。鹿児島大とともに鹿児島ボートを盛り上げてほしいです。






では、最後にオックスフォード盾レガッタの出漕チームです。

ここでのチーム紹介は、インカレに出ていないチームや、社会人、クラブチームを簡単に説明していきます。


2017オッ盾 出漕一覧
黄門RC
水戸黄門だけに、茨城県水戸市で活動するローイングクラブ。茨城大OBを中心に、このクラブでボートを始めた人もいるとか。というわけで茨城大ブレードを掲載させていただきましたのでご了承ください。1998年メンバー10名で創立、ネーミングには反対の声も多数あったとか!?ええい、頭が高い!控えおろう!!2003年に20名突破、現在はどうなんでしょう。黄門RCホームページ情報より。


NTT東日本
言わずと知れた、東京の超名門実業団。 '98~'01年全日本M8+4連覇など、実績多数。昨年の全日本M8+優勝は記憶に新しく、代表選手目白押しで日本最強チームの一つ。創部1953年、NTT東日本のシンボルチームであり、常にハイレベルな選手層を保っている。現在部員数15人。


警視庁ボートクラブ
創部1971年。90年代後半には社会人からボートを始めたクルーで全日本M4+優勝を果たした。今では大学ボート経験者が多く在籍しており、全日本ではM4+、M4Xなど色々な種目で出漕している。M8+の勇姿もおなじみとなり、オッ盾M8+は2009年から9年連続出漕を果たしている。


アテェンション ゴー
全くわからない謎のチーム。どこかのOB仲間による即席クルーだろうか。発艇でクルー名を呼ぶいわゆるロールコールと発艇の合図とで、2回審判に言わせようとするノリだろうか。ちょっと審判の方に気の毒だ。


中部電力
創部1949年、愛知国体への参加を目的に男子部がつくられ、翌年女子部が発足。平成になるまでは女子が強かったが、その後男子も強豪として力をつけ、現在の社会人トップチームの1つに数えられるまでになった。ちなみに私は、NTT、明生、中電、東レ、トヨ紡の現在の男子社会人トップチーム5つを社会人ビッグ5と呼んでいる。しかしこのうち中電、トヨ紡は全日本M8+優勝はまだ果たしていない。アイリスオーヤマ、新日鐵住金、戸田中、関電美浜、トヨタ、今治造船などは今後もう少し規模が大きくなるのか。大学ボート以上に様々な苦労があるかと思いますが、創部50年を超える社会人チームは100年、歴史の浅い社会人チームは50年の継続をめざしボート界を色々な面でリードしていただきたいと思っています。部員数は、男子17人、女子6人の23名で社会人チームの中では大規模。


愛知東郷ボートクラブ
旧・愛知クラブ。愛知県東郷町の愛知池ボートコースで活動するボートクラブ。中学生を多く集め全中(全日本中学選手権競漕大会)を目標に練習しているチームだが、年配や若手のクラブ員もおり、エイトやさまざまな艇で練習しているとのこと。オッ盾は年に一度ボート仲間が集まるイベントとなったり、全国のボートクラブの目標となっていることも多い。


東レ滋賀
創部は1949年。スポーツ奨励による社員の体力や士気の向上を目的とし東洋レーヨン滋賀工場の端艇部として発足。歴史ある社会人チームのご多分に漏れず国体のナックルフォアで活躍するが、70年代には全日本M4+7連覇、全日本M8+優勝も果たすなど輝かしい戦歴を持つ、いわゆる実業団ボート部、社会人トップチームのパイオニアと言える存在であるため、社会人ボートの先駆的存在となった東レ滋賀の果たした功績はたいへん大きいといえる。NTT、明生、中電などが全日本級で優勝するようになったのは平成になってから。部員数は現在11人。


浜寺RC
大阪の浜寺漕艇場(大阪府立漕艇センター)を活動拠点とする伝統あるクラブチーム。99年朝日レガッタでは3位入賞もあるとのこと。クルー構成は若手OBだろうか、それともシニアのマスターズだろうか。オッ盾参加者は昔から年齢層が幅広い。







以上、インカレとオッ盾の出漕の全82チームを紹介させていただきました。ぜひとも、インカレ・オッ盾、若いクルーたちの大熱戦を期待したいと思います!
学生の皆さん、チーム関係者の皆さん、精一杯悔いのない戦いをしてください!
そしてボートを楽しみ、レースの一瞬にかける緊張感と昂揚感を大いに感じて、ありったけの生命力をぶつけ、心技体の極限にチャレンジしてください!

夏の終わりに、Rowingの情熱を燃やして!!



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