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いよいよ2017インカレの開幕まで残り2週間を切りましたね。

現在、シーズン総決算、インカレの明暗を分ける最大の勝負どころとして最強のトレーニングボリュームで各大学が最後の追い込み期間を戦っていることと思います。並べや実戦形式、タイムトライアルなども朝夕何本も行われていることでしょう。この時期のトレーニング風景は、見るだけでテンションが上がること間違いなしです。

インカレは1年間のすべてが出てしまうので今の時点でほぼ決着がついていると言えるのですが、実際には最後の仕上げや艇速向上でガラッと変わることもまた多いのです。心技体いずれのポイントにおいても艇速が変わるきっかけがあります。
クルーの皆さんは、いまのトレーニング、実戦練習、テーパリングからの技術向上とコンディションアップ、そしてレース期間と、すべてにおいて時間を有効に使って最大艇速にまで仕上げていただきたいと思います。





さて今回の記事では、インカレ直前特集といたしまして、インカレ各種目の展望記事を書いてしまおうと思います。インカレプレビューであります。
といっても、私には現場の情報がほとんどないもので(苦笑)、全然参考にならない記事であろうことはご了承ください。インカレの展望は、詳細に書くならば各チームの編成やメンバーや実際の艇速とか映像までないとなかなか正確な見通しはできないと思います。他競技のように専門の記者の方がいれば綿密な取材をもとにそういう記事がたくさん書かれたりすることも可能なのかもしれませんが、ボート競技ではまだまだこれからなのでしょうか。しかし、私も個人ブログのレベルでこういう記事作成を試みつつ、全国の一般のRowingファンがああだこうだ好き勝手に予想や楽しみを語るような、いつもボート競技の話題で盛り上がっているそんなRowing世界がもっと現実のものになればいいですね!でも、競技者や関係者の中では盛り上がるわけですから、世界が広がるにはもう一歩だと思うんですよね!SNSとか色んな媒体では、ボートの魅力発信や情報交換は増えてきたように感じます。もっとファンを取り込む流れを加速させたいところですね。


今シーズンは、各大会の展望を書かせてもらってきました。
「2017お花見レガッタ、近し!」
「2017朝日レガッタ特集~各種目展望」
「2017軽量級特集~各種目展望」
「2017東日本選手権特集~各種目展望」

3月末、5月初旬、5月下旬、7月中旬、そしてもちろんこのブログでは紹介しきれない上記以外の多くの大会でRowingの素晴らしさを経験してきた全国のボートマンたち。
こうした流れの中において、大学ボートでは1年間の集大成であり日本Rowing最大といってもいい規模の、「インカレ」全日本大学選手権大会が2週間後と迫ってきています。
レースに表れる感動がRowingの魅力のすべてを映し出すように見えますが、しかし真に大事なのはそこに至る日々のRowingの中にあるはずです。とはいえ、それもレースという大きな頂の目標があるからこそ日々が充実しRowingの幸せがあるのだとも思っています。
今年はどんな熱戦、激戦が繰り広げられるのか?全国の大学ナンバーワン、大学日本一をめぐる戦いを展望してまいりましょう。




8月31日(木)~9月3日(日)の2日間、戸田ボートコースにて、第44回全日本大学選手権大会が開催されます。
大学ボートの夢の舞台、インカレです。


インカレの歴史や今大会に至るまでの大学ボートの大まかな流れについては、こちらの記事も参照してください。
「2017インカレ講義~歴史に学び、インカレ12種目&オッ盾を研究する」


さあ、今年のインカレの出漕状況から見てみましょう。

インカレ(2017年 8/31~9/3 埼玉・戸田2000m)
※下のカッコは出漕申込段階のクルー数。昨年の数字は申込段階ではなく実際に出漕したクルー数。
男子8種目、女子4種目、全12種目
男子クルー数

M1X(46)  昨年(47)
M2X(35)  昨年(40)
M2-(31)  昨年(25)
M2+(16)  昨年(9)
M4X(35)  昨年(31)
M4-(23)  昨年(17)
M4+(39)  昨年(34)
M8+(16)  昨年(20)
女子クルー数
W1X(40)  昨年(32)
W2X(28)  昨年(28)
W2-(12)  昨年(12)
W4X(26)  昨年(26)
合計1047人
出漕347クルー

昨年合計986人、出漕321クルー

OX盾レガッタ
OX盾M8+(31)  昨年(39)
合計279人
昨年合計351人
インカレ、オッ盾の合計1326人  昨年1229人
出漕クルー378クルー  昨年348クルー


エントリー段階なので、毎度のように出漕段階から1割ほど棄権や出漕取り消しなどで減ることが予想されますが、近年はだいぶキャンセルは減ってきています。
この4日間で1300人ものボート選手が集い、シングルからエイトまで大小378の艇が戸田コースでレースをするのですから、やはり大規模ですよね。

さて、こうして種目ごとの出漕状況を見ると、早くもちょっとまた今年のインカレは例年と違った傾向が見られそうな感じにお気づきでしょう。
大きな理由の一つには、天候への対応や大会運営上そして大会競技レベルの維持向上を目的に、出漕選手のエルゴ基準タイムが引き上げられたことがあります。M1X、M2X、M2-の3種目がエルゴ2000mで6'55をクリアしないとインカレに出られなくなったのです。女子のW1X、W2X、W2-の出漕資格8'00は据え置きです。

エルゴスコアはだいたいのレースタイムに反映されるのですから、例えばM1Xでエルゴ7'30の選手が出て8'50くらいのタイムとか、W1Xでエルゴ8'50で出て10'00のタイムとか、沈や艇のトラブルで10分以上かかってしまうとかではなかなか円滑な大会運営がやはりできなくなっているので、少なくともインカレではあまり練習していない選手を出漕させるのは難しいという判断がされて久しいわけです。(ボート競技の大会は、選手関係者と、審判や大会本部、運営現場の学連とのコンビネーションによる運営で成り立っています!)
競技力向上だけでなく、審判力向上、運営力向上も、インカレには課題のテーマなんですよね。ですから、多くの人が納得する最高の競技力と運営力を勝負する舞台をめざしたいわけなのです。


エルゴによる出漕資格が厳しくなった。そのため、男子小艇エントリーがかなり減って4人乗りに多く流れる予想がありましたが、昨年との比較を見る限りM1X、M2X、M2-の減少はそれほどではありませんね。強いて言えばM2Xがやや減りましたが、M2-がM2X減少ぶんを埋めるように増えています。

そしてやはり、注目はM2+、M4-、M4Xの出漕クルー数増加ですね。この、かつてはレベルもほかの種目より若干低めかなと見られていた種目が、今後かなり人気種目になりそうな感じもします。代わって、M8+が減りましたね。2014年から、M8+出漕23→22→20→そして今年16クルーなので、ゆるやかな減少からさらに今年は毎年M8+挑戦していた伝統校がついに対校M8+を崩して小艇や4人乗りでトップを狙いに行くという新たな展開が出てきたということです。このへんはまた後で見ていきたいですね。

ちなみに、2011年からM8+種目はずっと20クルー以上の出漕がありながらも25クルーには達しておらず、つまり「準決勝進出=ベスト8最終日確定」は、1999年以降20年近く変わっていません。2008年から2010年に3年連続M8+出漕18クルーが近年の出漕数最少でしたので、2017年の今年は、M8+16クルー以下であれば少なくとも過去30年では出漕数最少を更新することになります。しかし、レベルとしては過去最高を期待したいものですね!
女子はかなり例年どおりといった感じでしょうかね、ですからエルゴ基準が厳しくなった男子種目に例年とは異なる傾向が見られそうなのが今年のインカレだというわけです。


私もこのブログを中心に、ボート競技は多くの種目があり、艇種ごとに魅力があることを強調してまいりました。M8+だけがボートではないのです。世界を見てください。ドイツとイギリスしか勝者として認めていないという世界のボートマンは誰もいないでしょう。スポーツの効用は、勝者と敗者を決めるものではなく、競技を通じてすべての人の心技体や全人格的な成長と、交友や他者を認め称える姿勢を獲得することにあります。

そうした色んな種目の良さをアピールする意見も多少は今年の流れに影響していたならばうれしいですし、各チームのインカレ戦略というものも透けて見えるところもあり、今後ますますこうした種目分散化の流れとチーム戦略は多様化していくのではないでしょうか。
誰もがトップをめざせる、そのチャンスが多く提供されている。私は種目がたくさんあってチャンピオンが多く生まれるこうしたボート競技のシステムは素晴らしいと思っています。チャンピオンは1人だけで他はすべて敗者、という競技もあれば、勝者が多く誕生しチームとして勝利もでき、多くの人が成長できる競技の存在価値は高いと思っています。私はいずれテーマにしてみたいと考えていましたが、ボート競技は他競技や他の活動からの敗者復活戦競技だとも思っています。チャンスが多く提供されているんですね。

さて、少し脱線が長くなるのがこのブログ、続きまして各種目ごとに見ていきましょう。






今回のインカレの見どころや展望です。
結局、ここに注目していきたいからこうした記事を書いているんですね(笑)。お気に入りの種目やチームに注目していただくのが、スポーツファンの楽しみ方というものです。
分かっている出漕状況から、いつもながらに勝手な展望と見どころを書いていきます。インカレでは大会前日のしかも夜にならないと組み合わせ抽選が行われないですし、各チームのクルー編成もあまり知らないためかなり的外れの記載も多くなるかもしれません。
また、あくまで個人的な展望になりますので、ご了承ください。実際は、インカレ予想という内容になるとこうした媒体においては他団体の方々に対して個人的に失礼だと考えていますので、角が立たないように注目クルーや見どころを書いていくような記述を心がけてはいますが失礼な箇所がある点に関しては何卒ご容赦ください。ですのでいつもどおりA大学とかの記述になり、この点もご了承ください。現実とはあくまで関係がないという設定で・・・。でも、チーム紹介とかは実名でやりたいですね(笑)


インカレファンの方々には、昨年のインカレレビューシリーズもお楽しみください。
といっても、こういうのでイメージを養うのは現役選手の方々が多いですかね~。
「2016インカレレビュー決勝編①~M1X、M2X、M2-、M2+」
「2016インカレレビュー決勝編②~M4X、M4-、M4+、M8+」
「2016インカレレビュー決勝編③~W1X、W2X、W2-、W4X+」
「2016インカレレビュー順位決定編~男女12種目」



インカレM1X
エントリーは全46クルー。
昨年インカレM1X優勝はN大のF米選手。今年は4年の大学ラストシーズン、U23世界選手権帰りで代表の意地を見せ連覇達成で有終の美を飾るのか、それともM4Xなど他種目挑戦となるのか。個人的にはH島大のN口選手、そしてM大のN村選手とのインカレM1Xライバル対決を見てみたいが、N口選手は今シーズンの流れからM2XかM4Xのクルーボートになる感じか。T大ほか、ものすごいトップスカラーが現れて決勝を盛り上げてくれると面白い。
2013年優勝はN大O塚選手、2014年優勝はN大S賀選手、2015年優勝はM大F田選手、2016年優勝はF米選手と、やはり優勝はジュニア代表からのU23代表レベルの有名選手となっているが、準優勝にはT大K村選手、O山大F見選手、そして昨年のH島大N口選手など国立大の活躍、決勝進出も多い。接戦も展開している。最強クラスのエルゴとスカル能力を武器に、今年も代表経験の選手へ挑む未経験チャレンジャーの構図が見たい。基礎能力と持ちタイムさえあれば、決勝を数多く経験した修羅場の経験値と、的確なレースプランや駆け引きの能力などレース勘が卓越していれば代表にも勝てるのがボート。世界で活躍する数多の代表選手を誕生させたインカレM1Xで王者となるのは、今年はどのスカラーか。



インカレM2X
エントリーは全35クルー。
昨年インカレM2X優勝はT国際大。3年と4年のコンビだったため、クルーは代わるだろうが今年も優勝候補ではないだろうか。そしてもちろん王者N大がリベンジをかける。気になるのはM大の編成だが、昨年はU23代表のF田選手を擁し猛追及ばず3位、今年はM2XかM4XかM8+か?そのほかにも、昨年4位で今年は東日本でそのM大を抑え準優勝のH政大は有力だろう。昨年のインカレはC大が鮮やかに躍進を果たしたが、今年のインカレはH政大が復活しいくつも優勝争いをしそうな勢いを感じる。H政大は男子で優勝すれば実に2004年M4-以来13年ぶりのインカレ優勝となり、M2Xでは1991年と1992年に2度のインカレ優勝がある。そのほかは、やはりM2Xを得意種目にするセレクション私大であるS台大、C大、T経大、N体大、T海大、G阜経大、R命館大などが有力どころか。I科歯科大、D大、T北大、E媛大などにも躍進を期待したい。



インカレM2-
エントリーは全31クルー。
出漕クルー増加にともなってレベルも上がりそうな、今大会注目の種目のひとつ。例年、ほぼ対校トップクルーに据えるチームはほとんどなく、レベルの高いセカンドクルーやサードクルーが優勝したり決勝を争っている印象。今年は対校ファーストクルーにM2-をもってきた大学ボート界のキウイペアはいるのか。
はっきりいって、7月くらいまではインカレM2-を決めている大学はほとんどないのでまったく読めないが、注目は○TT、C電、H橋大など精鋭を破って東日本で鮮やかに優勝したH政大M2-。M4+やM4-に変更せずそのままM2-でいくなら、スタート爆発ダッシュは魅力だ。このブログではM2-インカレ優勝タイム6'55切りを強調しているので、M2-優勝には6'50前半は必達ですね!というか、6'50切ってほしい!フィジカルとスピードのとてつもないM2-クルーの出現を願っています。
昨年優勝のH橋大をはじめ、N大、M大、W大、S台大、C大などおなじみの強豪大学が揃っていますが、個人的にはインカレM2-といえばH橋大を含めT北大、K應大、K都大、このへんのスイープ強い大学が決勝に来てほしいですね。このほか、部員規模の大きい大学は軒並み出漕しており、インカレでイメージする大学同士の熱い戦いが見られそうだ。



インカレM2+
エントリーは全16クルー。
2008年の14クルーを上回り16クルーとついにM8+に並んだ、過去最多の出漕数となりそうなM2+は、M2-とともに今大会の中で注目すべき熱い種目。しかも、すべてが優勝を狙って編成してきたような意欲的なチームばかりではないだろうか。M2+は最低7'50を切らないと速い印象がないが、近年のトレンドと同様、レベルの低いクルーはあまり出漕していないだろうと思うし、パワー系種目としてエルゴのある大型漕手を揃えてきている印象か。
昨年優勝のN大、W大、M大のM2+得意の大学を筆頭に、K應大、H橋大、R大、T大など近年のメダルや決勝進出大学を中心に展開しそうだと思いきや、今年は新勢力も旋風を巻き起こすだろう。S台大がついにM2+参戦、C大も久々のM2+エントリー、さらにすっかり東海地区の盟主となり規模の大きくなったN古屋大、そして関西ボートを牽引する関西6大学、すなわちK都大、D大、R命館大、R谷大、O阪大、O阪市大がM2+で優勝を狙いに来る。今回、インカレM2+初挑戦の大学も多いようだが、いずれもパワフルなクルーを擁し混戦模様になるかと思われる。M2+は勝ち方とCOXと漕手によるレース駆け引きがカギになる種目であり、パワーと頭脳、智勇兼ね備えたクルーであることが求められる。H橋大出身のA川選手やR大出身のK又選手など未経験漕手からの代表選手を最近生み出しているM2+種目、今後ますます存在感を高め代表への出世の艇種として重要な種目へと成長してほしいユニークかつオンリーワンな3人乗り種目である。



インカレM4X
エントリーは全35クルー。
こちらも過去最多出漕数を更新しそうな、ホットな種目。COXがおらずスイープよりスカルでおもにトレーニングしている少数精鋭チームと、大所帯チームと、クォドを重点種目に置いたチーム。それぞれが増えて、M1XとM2Xのエルゴ基準もおそらく影響し今年の出漕数増加につながったのではないだろうか。かつてM4+を対校としてインカレに出ていた大学が、1Xのトレーニングが多くなりM4Xに対校種目を代えてインカレ出漕をするという国立大も目立ってきた。そのさきがけがG語大であり、I科歯科やT波大もスカル種目のエキスパート。I城大、C葉大なども4+だけでなく4Xイメージがある。そしてS都大東京、A学大、N潟大、H海道大、S根大など一時期部員が減ってしまったがクルーボートでチャレンジできるまで復活した大学。K屋体大も嬉しいM4Xでの復活だ。そして今回、N口選手を乗せてくるらしいH島大も有力になりそうだ。G阜大、G阜経大、N山大、N古屋大と東海勢も熱い。
しかしそれらに立ちはだかるのが大所帯チーム、部員増加を果たしてきたがゆえにM4Xにも力のあるクルーを出漕させてくる大学だ。中でもやはり優勝候補はN大、M大の全日本優勝レベルのクォド頂点争いが中心かもしれないが、S台大、T経大、H政大、T国際大、R谷大も決勝レベルではないだろうか。今年はM4+に出ないT海大も対校をM4Xにシフトしたのだろうか、そのほか多くのスピード自慢の大学クォドが出ている。M江高専も今年はM4Xで出ています!
昨年優勝のC大が今年はM4X不在。準決勝16クルーの争いはかなり激しい接戦になる予感だ。



インカレM4-
エントリーは全23クルー。
毎年安定の16クルー前後を一気に飛び越えて20クルー越えを果たしそうなM4-種目。
内訳はいかにもM4-常連大学、という印象の中にK沢大、N古屋大、S賀大、O阪大などインカレM4-出漕が少なかったり初出漕と思われる国立大もある。
昨年優勝のC大は主力がM8+に出るのかどうか、今年はM4-実績のあるN大、M大、S台大、そして昨年準優勝のR大が決勝を争うのか。しかしこの種目も多くの大学が優勝を狙いに来る。
M4+、M4Xにも見られるがM8+出漕をやめて4人乗りや小艇を対校にしてくると思われるT経大、N古屋大、O阪大、S賀大や、以前からM8+で出れそうだが4人乗りや小艇でインカレを獲りに来るR命館大、R谷大、T国際大など強豪が多い。そしてM4-といえば戸田勢だ。W大、K應大、H橋大、H政大、T海大などいつ優勝してもおかしくない素晴らしい艇速がある。K都大、D大なども含め、今年のM4-は予選から例年以上に熾烈をきわめる争いが展開されることだろう。



インカレM4+
エントリーは全39クルー。
昨年優勝はN大、そして準優勝のT海大は今年M4+に出ないのは残念だが3位H橋大と4位T大のように国立対決の決勝が見られるか。対校M8+のセカンドM4+と、小規模中堅の対校M4+との争いというかつてのイメージが薄れてきてしまい各チーム多くの種目に分散するようになってきている昨今だが、それでもM4+種目の重要度は変わらない。M8+出漕がやや減った分、M4+対校のチームも少し増えているだろう。
N大、M大、S台大が予選から好レースをして決勝に向け調子を上げていく、そんな展開がこの種目でも想像されそうだが、そうはさせじと対校M4+たちには優勝めざし突き抜けてほしいと思います。まず私大の実力あるM4+がしっかりと準決勝の接戦で素晴らしい勝負をするだろう。C大、T経大、H政大、N体大、K應大、W大、T国際大、R谷大。そして対校と思われるG習院大、S蹊大、T京海洋大、B衛大など戸田を中心とした大学、地方で常にM4+上位を争うO山大、Y口大。今年はO樽商大やK本大、M山大も強いか? H橋大、T大、R大、T工大など仕上がりはどうか。関西勢のK都大、D大、O阪大、O阪市大、O阪府大、O阪工大、K西大、K西学院大にプラスし東海地区のN古屋大などはいずれも最終日クラスだろう。この中でK都大とD大以外はすべて対校のようで、そろそろO阪工大、O阪府大の決勝も見てみたいが、N古屋大やO阪大やO阪市大のインカレ初優勝もじゅうぶんあるだろう。(N古屋大は男子では初)
H島大はM4Xに加えM4+も、K沢大はM4-に加えM4+もそれぞれ出漕し部員増の傾向。実力伯仲、今年も高いレベルのM4+戦線の中でチャンピオンクルーに輝くのはどの大学か。やはり優勝するためには勢いと流れを引き寄せることが肝要だ。



インカレM8+
エントリーは全16クルー。
何だかんだ言ってインカレの注目度ナンバーワン種目のインカレM8+、多くの皆さんが今年もM8+の勝負の行方を期待されていることだと思います。
こちらも前年の表彰台どおりのN大(昨年優勝)、M大(昨年準優勝)、S台大(昨年3位)の3強による優勝争いが濃厚な感じがあります。しかしそれを打ち崩すのがスポーツの番狂わせ、というか周りが勝手に決めることでありどの伝統校も優勝めざしM8+の戴冠を夢見て最後のものすごいトレーニングに励んでいる。M8+挑戦大学は昨年から少し減ってしまったが、M8+常連大学はそのままであり、例年と変わらぬ高いレベルでベスト8争いの激しい敗復サバイバルや決勝を懸けた準決勝の激戦、そして栄光の決勝の舞台を堪能できるはずだ。エントリーの16クルー、N大、M大、S台大、C大、W大、K應大、T大、H橋大、N体大、T北大、T工大、R大、K都大、D大、K戸大、K西学院大。いずれも5'40~6'10の高いレベルで自信のある大学ばかりが参戦する今大会となりそうだ。常連のH政大、T経大、N古屋大、S賀大、O阪大、O阪市大などが抜けてしまったが、他種目での優勝を狙っての編成だろうと思われるし、代わりにK西学院大やR大などフレッシュな顔ぶれもいる。R大は1991年か1992年以来のインカレM8+挑戦ではないだろうか。
N大、M大、S台大の3強を打ち破る最右翼はどこか。昨年インカレ2種目制覇の主力で久々に強い対校M8+を組んできそうなC大、一昨年のインカレ覇者のW大、ポテンシャルナンバーワンのK應大。そしてH橋大、T大の国立両雄、今年こそインカレM8+決勝をと狙うN体大、東日本の予選でC大に半艇身まで迫りB決勝でC電と1艇身半とさらに調子を上げてきそうなT工大、そして予選からエンジン全開で勢いをつけたい関西の4つの大学、K都大、D大、K戸大、K西学院大。この中でK都大とD大はここ10年では最速の対校M8+を作ってきたのではないだろうか。もちろん東北の雄であるT北大もここ数年で最速かもしれない素晴らしいメンバーを揃えてきそうだ。この16大学で唯一、対校M8+ではないR大は若手が多いM8+だが、4年生も半数近く乗っておりしっかりと見せ場を作ってもらいたい。





インカレW1X
続きましてインカレ女子種目です。
エントリーは全40クルー。
昨年優勝は1年生ながらU23代表のM大T島選手が強い勝ち方をしてみせた。今年も同じくW1Xでくれば、優勝候補ナンバーワンだろう。やはりM1Xと同じく、世界をめざす代表レベルを目標にしないと勝てない種目になっている。それはもちろん、他の種目も同じだが・・・。もしT島選手がW1Xで出ても、しかし今年は多くの強いライバルが立ちはだかる。まずはN大に鳴り物入りで入部した黄金ルーキーD門選手。実に17年ぶりのN大によるW1X優勝をめざしているだろう。それから昨年のインカレはW4X+出漕していた全日本W1X優勝の女王・T国際大のK山選手。昨年インカレ準優勝のR谷大・O西選手も今年はリベンジを誓いパワーアップして挑んでくるだろう。そのほか、多くの有力スカラーがおり、W大、N体大、T波大、C大ほかどの選手をW1Xにぶつけてくるか注目だ。いずれにしても、決勝は特別なレベルで争われることは疑いないだろう。



インカレW2X
エントリーは全28クルー。
W2Xも目が離せない素晴らしいインカレになる予感。ジュニア代表レベルの選手を多く抱えるM大と、やはりジュニア代表コンビの快速W2Xがすでに看板クルーとなって久しいT波大。T波大は4年間続けてきたW4X+挑戦ではなく5年ぶりにW2Xということで今年はW2X優勝候補ではないだろうか。この両校と、インカレに驚異的な強さを見せるW大が今年も本命の強さを見せつけインカレW2X3連覇を狙う。さらにU23代表のK谷選手を乗せ主将とのコンビでR大が悲願のインカレ女子初優勝をめざす。また、昨年惜しくも準優勝だったR命館大もT野選手を擁し昨年の雪辱を晴らしやはりインカレ女子初優勝を何としても獲りたいところだろう。
他にも強豪ぞろいであり、今やハイレベルな女子の大所帯チームとなったT国際大、S台大、N体大、H政大、そして経験者で今年も組むと思われる九州の国立K本大。昨年のベスト8チームはいずれも経験者のW2Xであり、さらにC大、R谷大も速いだろう。未経験者W2Xが最終日進出するには相当な艇速をもってチャレンジする必要がある。そういった、未知のスピードを持ったW2Xが現れることも願っています。



インカレW2-
エントリーは全12クルー。
たいへん熱い種目になってきており、私はインカレW2-のレベルがスカル種目を凌駕するほどハイレベルな種目になることを願っています。今年の注目クルーはK應大。東日本ではH政大やM大といったW2-に強い大学に大差をつけて、K應大A、Bがワンツーフィニッシュする層の厚さを見せた。この種目を得意にし全日本W2-3連覇を果たしたR命館大と雌雄を決するファイナルを戦うことになるか。そのR命館大、2-のスペシャリスト・F井選手を乗せてくるかどうか注目だ。もちろん、目下インカレ2連覇中のW大が本来は今大会W2-の主役であり、W2-ストロークT口選手のダイナミックな漕ぎがまた見られるか。T国際大、S台大、H政大、M大、R大、N体大、R谷大、H橋大、H海道大と、W2-に強い大学が出漕しいずれも女子スイープ女王の座をめざしていく。



インカレW4X+
エントリーは全26クルー。
例年どおり盛況な出漕数。棄権がなく25クルー以上ならば、16クルーが準決勝に進み熱戦の3日目を戦うことになる。
今年もW大とM大の2強対決になるのだろうか。いやしかし、昨年以上にパワーアップしてくると思われるC大がW大のインカレW4X+6連覇を阻む可能性がじゅうぶんある。男子とともに女子も復活を期してのH政大も有力だ。ちなみにH政大、意外にこちらもインカレ女子種目優勝はまだない。初優勝をめざしての戦いだ。そのほかにもS台大、N体大、R大、T国際大など女子選手の多いチーム。T北大は対校W4X+か。H橋大、G語大の戸田の国立勢も力がある。東海地区ではN古屋大、G阜経大がW4X+挑戦、そして関西のK都大、D大、R谷大、R命館大。O阪市立大、O阪府大などももうおなじみだ。
今年はK戸大とK都大のどちらが最終日に残るのか。






こんな感じで展望を見てまいりましたが、いつもどおり、勝手なひとりごと程度に見てください。こんな事前のプレビューですが、本音ではまだまだここで挙げられなかったクルーが大活躍し、インカレの栄冠を手にしていただきたいと思っています!
そしてこの中から、世界で、そして東京五輪で活躍する選手が現れることを切に期待しています。


エネルギーを大いに燃やし、尽きることのない永遠の炎でこの冷夏の温度を上げて熱いレースを展開してください。
すべてはこのインカレのために。全力で、レースをしましょう。



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