FC2ブログ
5月4~7日の4日間、GWの薫風吹き抜ける滋賀県琵琶湖の風物詩、朝日レガッタが第70回記念大会として盛大に行われます。

今年は468クルー、1360人もの選手がエントリーしているということで、インカレオッ盾に匹敵するかほぼ並ぶ勢いの日本一の規模のレガッタになりつつあります。しかも第70回大会、海外招待選手もいるということで、これは注目せねば!と思い急遽記事を書いた次第です。ちなみに、4年前調べたときは1248人の参加者数でした。



朝日新聞デジタルによると、今大会記念大会の目玉として50歳以上や70歳以上のM8+種目と70歳以上のM1X種目を行い、またパラローイングも新設。そして東京五輪・パラリンピックに向けホストタウンとして大津市(ボート競技)がデンマークに、米原市(ホッケー)がニュージーランドに選ばれたことを受けてデンマークの選手が3人、ニュージーランドの選手が1人それぞれ海外招待選手として出漕します。(滋賀県のホストタウン事業として招待したとのことです)

朝日レガッタは1948年、大阪・堂島川で始まり、第6回に大津市・尾花川に会場を変え、そして第24回(1971年)から現在の琵琶湖漕艇場を会場にしているとのことです。1948年にはじまり2017年で第70回を迎えるということは、毎年続いてきたわけですよね。波が高く強風も多い琵琶湖特有のラフコンディションも多いと思われる中、70年の間毎年続いているというのは素晴らしいことですね。まさに伝統の一戦です。
この大会も、運営次第で日本一のレガッタになる可能性を秘めた大会だと思いますが、現在は西日本ナンバーワンを決める大会というイメージの大会です。

今回、NSD(ナショナルスポーツディレクター)のギザビエ氏によるコーチセミナーや招待選手のレセプションなどイベントも多く、色んな趣向で運営を素晴らしいものにしていただきたいと思います。
ギザビエコーチのセミナーは、5月5日S田漕艇倶楽部のボートハウスで行われる指導者向けテクニックとトレーニングの講演ということで、可能ならば是非後日動画アップして情報共有していただくとたいへんありがたいと思います。






さて、今年の朝日レガッタ出漕状況を見てみましょう。

朝日レガッタ(2017年 5/4~7 滋賀・琵琶湖1000m) ※下のカッコは出漕申込クルー数
全26種目
一般男子 M1X(39)、M2X(45)、M4+(36)、M8+(14)
一般女子 W1X(13)、W2X(22)、W4X+(13)
高校 M1X(32)、M2X(51)、M4X+(31)、W1X(20)、W2X(34)、W4X+(21)
中学 M2X(11)、M4X+(9)、W2X(9)、W4X+(5)
マスターズ MKF50歳以上(7)、M1X50歳以上(4)、M1X60歳以上(5)、WKF40歳以上(4)、M8+70歳以上(2)、M8+50歳以上(6)、M1X70歳以上(3)
パラローイング M1X(1)、KF(3)
合計1305人(このうち高校生は482人、中学生は110人)
出漕クルー449クルー

ということで、エントリーの発表からはやや減りますが1300人越えはすごい数です。インカレオッ盾とほぼ同じです。
特に、中学生から70歳以上まで実に幅広い年齢層のボートマンが一堂に琵琶湖でレースをするという大会ですので、さまざまな交流も多い意義のある大会といえるでしょう。






それから次に、今回の朝日レガッタの展望を見てみましょう。
あくまで個人的な展望ですので、私の注目する一般種目(大学社会人)を中心にご紹介します。
一部の種目のみのご紹介、どうぞご容赦ください。


M1X
全39クルー。今回の朝日レガッタで最も注目の種目かもしれません。海外招待選手と日本トップの選手との激突が見ものです。
日本の強豪スカラーは、日本が誇るレジェンドDイキ・T田選手、現在成長著しい代表の若手で2015年U23世界選手権M1X6位のTレ・F井選手、経験豊富なI治造船・I出選手をはじめ注目選手多数です。S川リフラクトリーズF見選手や、S田漕艇クラブのエースT田選手も優勝候補か。
そして海外招待選手は、デンマークからポウルセン選手、ハンセン選手、モーゲンセン選手の3人と、ニュージーランドからマンソン選手(エントリーリストにはメンション選手と記載)。World Rowingで調べたところ、アクセル・ポウルセン選手は19歳になったばかり、昨年世界ジュニアでJM8+のストロークを務めFinal Bで5着(5'49)でしたが、将来のデンマークスイープ陣のエース候補になるのでしょうか。ハンセン選手とモーゲンセン選手の2人は情報分かりませんでした。また、NZのカール・マンソン選手は26歳、2013年U23世界選手権M4Xで準優勝、また2015年ワールドカップ第3戦でM4X準優勝という実績があります。M4Xでの経験が豊富なオープンクラスのスカラーですね。


W1X
全13クルー。昨年の24クルーからは少し寂しいクルー数となってしまいましたが、Iリスオーヤマのリオ五輪代表O石選手と、昨年の朝日W1XチャンピオンI治造船・S原選手との2強対決か。また、このほか大学勢でも素晴らしいスカラーが出てきてくれることを望みます。


M2X
全45クルー。M2Xは例年、どのカテゴリーでも出漕クルー数が多く人気の種目ですね。各大学、自信を持った自慢の快速ダブルをエントリーしてきていると思いますが、やはり経験と実績で社会人クルーが優勢でしょうか。特に、昨年優勝のT紡織は今年新たにN大やR谷大出身の大学トップ選手のルーキーが入ったようで今年も万全か、またM2XといえばI治造船も優勝候補、そして昨年3位のS川リフラクトリーズ、Y口合同ガスやC国電力もいます。大学も負けていません。R命館大とR谷大の京都の2大セレクション私大を筆頭に、D大とK都大も複数エントリー、今年はO手門学院大やK畿大も複数エントリーですね。特にK畿大の復活は関係者の方々には嬉しいのではないでしょうか。K西学院大も3杯エントリー、M8+にも出漕して部員増ですね。その中で昨年インカレM1X準優勝のN口選手擁するH島大M2Xの躍進に期待したいです。


W2X
全22クルー。昨年はMY生命とT波大の参戦がありこの関東2チームが激しい優勝争いをしましたが、今年は関西勢オンリーのようです。やはり女子の2強、R命館大とR谷大の熾烈な激戦を展開するのか。個人的にはやはりノンセレクションの強豪が出てきてこの2チームに割って入ってほしいですね。対校にしてぶつけてくれば表彰台もあると思うのですが、はたして。O阪市大、D大、K西大、T取大はどうか。


M4+
全36クルー。M4+も人気種目、朝日レガッタのこの36クルー出漕は盛況です。昨年のインカレM4+は34クルーの出漕でしたからね。昨年、対校と思われるR谷大とR命館大を相手に鮮やかに優勝したS田漕艇クラブが今年も連覇するのか。しかし今年はT紡織が参戦しています。M8+を組まずにM4+とM2X2杯できたT紡織、2種目優勝を狙っているのではないでしょうか。そしてR命館も有力ですが、熱いのは未経験者大学です。K都大、D大はもちろん、昨年あと一歩でメダルを逃したO阪工大、そしてM4+対校で来そうなO阪府大、K大医学部、S賀医大もトップクルーでしょう。この2校も速いです。国立大もどうでしょうか、特に毎年関西選手権で速いT取大、そしてインカレ最終日常連のO山大、また今年からS賀大経済学部あらためS賀大は今回M8+ではなくM4+対校のようす、今年もかなり混戦、激戦のM4+になるでしょう。


W4X+
全13クルー。やはり大学女子として力のあるR命館大、R谷大の2強が優勝候補でしょうが、クォドとなると未経験大学も対校トップクルーでぶつけてくるチーム多数です。K都大、K戸大を中心に、O阪大、O阪市大、O阪府大、K西大など精鋭ぞろいのクォドで来るでしょう。4年前にDソーを破り優勝T北大、準優勝K西大だった67回大会のように、ものすごい快挙を期待したいと思います!


M8+
全14クルー。朝日レガッタでもやっぱり注目はエイトでしょうか。
昨年はMY生命、K應大と関東の参戦がありましたが、今回はこちらも関西勢中心。その中で優勝が宿命づけられた地元Tレ滋賀に対し、C電が争っていきます。昨年はMY生命も僅差の3位でしたが、TレとC電のもつれた大接戦はC電に軍配が上がりました。琵琶湖のスピード勝負、今年はこの尾張と近江の両雄が対決する関ヶ原の戦い、いったいどちらが勝利するのか。
学生も対校で威信をかけて朝日のチャンピオンエイトをめざしてきます。お花見では2'55、今年は速いと評判のK都大。昨年社会人に先着しさらに優勝まで果たしたいD大。M8+のタイトルを獲ってインカレ全日本につなげたいR谷大。昨年の主力が引退しながらも昨年以上の躍進をめざすO阪市大。3年前の関西選手権以来のM8+優勝がほしいO阪大。お花見でO阪市大に先着したK戸大の活躍も期待したいですし、K西大、K西学院はたいへん部員を増やしており新たな強豪チームとなりそうな予感です。
そして、レジェンド to S根が気になりますね!Y地さんでしょうか、あるいはかつてのBOMバーズのようなトップ選手の混成クルーでしょうか。M8+決勝は5月7日の11:46ですね。今年は1000mでしっかり行われてほしいです。




高校M4X+
全31クルー。このブログでは珍しく、高校ボートの展望も見てみましょう。
とはいえ、高校生クルーのようにボートを始めて1、2年くらいの選手は、いきなり化けたり本当に短期間で一気に変わったりするところもあるので、予想などできないのが本音です。しかし、高校選抜の結果などをもとに有力クルーを見てみます。
今年の全国高校選抜、男子クォドの優勝はM方高(福井)、2位がK学付属高(熊本)、3位がU和島東高(愛媛)、4位がK成高(東京)。5位K應義塾高(神奈川)、6位K西高(岡山)、7位I治西高(愛媛)、8位M島工高(広島)。
M方高は出ていないので、朝日出漕の中ではスプリント的にはK学付属高がトップクラスか、しかし伝統の勝負強さで愛媛の2校、U和島東とI治西、この3校を優勝候補と見たいです。しかし、目まぐるしく順位の入れ替わる僅差のデッドヒートばかりの高校生1000mレース、K西高、S風高、地元Z所高をはじめどこが勝ってもおかしくないですね。S宮高も強そうです。あと気になるのは東京から参戦のT京選抜、K松川高ですね。ここに書き切れなかった高校の大活躍を期待します!


高校W4X+
全21クルー。今年の全国高校選抜では、優勝K茂高(岐阜)、2位がK学付属高(熊本)、3位Y浜商業高(神奈川)、4位M方高(福井)、5位N稜高(埼玉)、6位T石高(大阪)、7位M山東高(愛媛)、8位T筑高(福岡)。朝日にはこのうちK学付属高、T石高、M山東高が出漕しています。Z所高やM津高も強いのですが、女子もK学が優勝候補筆頭に推したいと思います。しかし、昨年インターハイでの東京都・K松川高の優勝はたいへんインパクトがありました。東京のボートは本当に強いということで、朝日に参戦しているT京選抜にも大きく期待をしたいと思います。
他にも、注目クルーが数えきれませんし、他の紹介できなかった種目も次世代の星がたくさんいると思いますがまたいずれ高校ボートももっと詳しくなりたいですね。






こんな感じで展望を見てまいりましたが、やはり、いちファンの「無責任な土手評」程度に見てください。本音ではまだまだここで挙げられなかったクルーが大活躍し、琵琶湖で大暴れしてほしいと思っています。

ハイレベルなスピード決着で、ボート競技の迫力と魅力とを存分に見せてください!!そして夏にさらに大きく飛躍してほしいと思っています。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://rowingcox.blog.fc2.com/tb.php/313-434050a2