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新勧について、ボート界全体として新入部員をたくさん入れて、部を強く大きくしていく流れを日本で進めていきたいですね。

これは日本ボートが人を得て大きく発展していくことにつながります。私は、日本ボートが強くなることと大きくなることは、本来は協会がノウハウや情報を積極的に発信したり要請があれば協力したりというリードが必要だと考えていますが、現状こうした動きはなさそうなのでボートに関わる各々が自発的に取り組んでいくしかありません。

ちなみに以前も申し上げましたが、日本ボート協会HPは協会の活動を中心に情報発信するだけでなく、ボートの強化と組織発展のための情報サイトになって、どんどんボート競技にプラスになる情報が入手できるサロンになってほしいですね。協会HPではなくて、「Japan Rowing」の立ち上げですかね!何でも頼るのはいけなくて、日本ボートは自立心が今後のキーだと思います。人のせい、周りのせいにしていては何も変わらない、まず自分から変わる。動く。
アイデアは1人2人ではなく、皆で持ち寄ってまたさらにいいアイデアが生まれたり別の情報やニュースを仕入れたりできるほうがいい。そうした情報サイトが集まったページとかが欲しいですね。




さて、新勧は、以前も申し上げましたがチームとして最重要事業と位置付けるべきです。
以前、私のチームでは選手数がたいへん少なくなり、それにともなって思うような結果が出せないという状況に苦労しました。意識と目標を高く持とうとする選手ももちろんいるのですが、クルーを組む際に意識の差を埋めるのが難しかったり、小規模のチームは構造的に「次世代への意識面の引継」が難しいですね。
また少人数のチームでも大学ボート部ならば多くは「8+や4X+への憧れ」は持っているもので、そうなると少人数では物理的に編成できませんし、ぎりぎりで組んでもクルーが意識や実力の格差が問題となってまとまらないことが出てきてしまいます。

「チーム組織の運営を学生が考えて主体的におこなう」、これは高校ボート以上に大学ボートであるべき姿と私は考えています。こうしたチーム運営は経験すること自体に大きな意義があり、多くの成果がもたらされる課外活動の高い価値であると思います。
そういったチーム運営が可能になるには、やはり一定以上のチーム規模が必要となるのです。

色々なチーム方針や部のめざす形があってしかるべきだと思いますが、適度な規模としてインカレ全種目出漕、あるいはそれよりもやや多めくらいがめざす規模ではないでしょうか。全出漕よりやや多くないと、やはり勝てるクルーを編成するのは難しいですし、次点候補や育成クルーも実戦に出せる大会やルールがあるのがボート競技のいい点だからです。また、バックアップメンバーや怪我や病気等をした選手の補欠、マネージャーやサポートメンバーもボートの総力戦には必要だからですね。
2015インカレ岸蹴り 大勢のエール




私のチームでは、かつて当たり前のように選手が新勧を担当していました。しかしノウハウなどあまり作られてこなかったため、それぞれが思い思いのやり方で新勧をやっていました。
2人以上で新入生に声をかけるグループ戦術や、ビラや勧誘文句など共通の作戦ももちろんありましたが、目標達成の意欲に個人差があり、毎年たくさん新入生を獲得することはできていませんでした。目標も昨年や現状が基準であり、それも結局は1人でも多く入ってくれればいいという運任せみたいなところもあって、どうしても大きい目標を出してそのための努力を早くから取り組んでいったり、情報を集め研究を重ねるようなレベルには至っていませんでした。至らないというか、思いもよらなかったですね。

部員の人数が減ってきて、全体で20~25人(1学年男女合計5~6人前後。選手が12、3人ほど、マネが10人ちょっとなど、選手マネの比率は半々)くらいになってきたとき、選手の負担が大きいという理由でマネージャーが中心に動いて新勧を担当するようになりました。これはそのときに何とか新勧を成功させたいマネージャーが申し出てくれたのだと記憶しています。しかしいざ新勧では、通いがOKのマネージャーは入ってくれるが、合宿生活が条件の選手がたくさん入ってくれる結果にはつながりませんでした。

そのときそのときで部を存続させてよく努力してきたとは思いますが、目標への執念や説得したり説明などの新勧技術についてはやはりまだまだであり、壁を越えられないできたのです。
一言で言えば、新勧の意識がチーム全体として甘かった。これは誰よりも私自身が甘かったのです。現状のレベルで何もかも出発しており、たくさん入ってくれることをイメージできていなかったのです。
しかし、数年前から新勧を重視し高い目標を掲げて動いたことによって、すべてがいいサイクルへと回り出したと感じています。今では1学年20人を超える一般入部の新入生を、勧誘によって獲得できるポテンシャルがあると思っています。(不確定要素が大きいので、毎年が勝負ですが!しかし、まだまだ足りない。もっと工夫できます

数字も出してしまいますが、過去4年で2016年12月現在、入部17人(退部1人)、入部23人(退部1人)、入部16人(退部0人)、入部21人(退部0人)ときています(入部者・退部者は1年生夏以降の数字)。このうち選抜入試制度によって入学前から入部が決まっていたボート経験者が1人、3人、5人、3人の合計12人。純粋に新勧だけでは4年間で65人入部という形です。人数が増えて、1人1人の意識を高める努力をしていけば、確実にチームとしての力が高まります。

もう一息、選手の比率を高めるためにもっと新勧力がほしいところですし課題はまだまだ感じるのですが、厳しく結果をめざしつつも以前より退部率が激減した現状を作り出したチーム全体の雰囲気作りや努力は、とても素晴らしいなと私自身は感じています。
もちろん、理想は誰一人欠けることなく全員が揃って引退し、できるだけ長くボートに関わり続けてもらうことです。

たくさん入れて、1人もやめさせない。それは強制力ではなくて、自由意志による。全員がボートを通じて大きく成長し、結果にこだわることで人間として大切なことを身につけ、Rowingの喜びや価値を大いに感じてもらう。そこが目的です。
そのために新勧は仲間を増やし人材力アップのための最重要事業となります。




そしてまた、ボートで勝つためには最初の入り口から新入生のモチベーションを高めることが大事だと考えています。
「勝ちたい」「ボートはよく知らなかったが、とても興味を持った。必ず成長したい」「日本一になる」という、できるだけ意欲的な人が新しい仲間になってくれることが望ましいです。
最初から熱い人はそこまで多くはないかもしれませんが、クールでこれといった目標を持っていなかった新入生を熱い気持にさせるには我々自身の人間力も必要です。
2015 インカレ A藤とT本

それから、「入ってくれれば誰でもいい」というわけにはいかないと思います。やはり、数自体が目的になると見境なく入部させればいいということになりかねません。やはり甘い勧誘になってしまうので、こちらもできるだけ意欲があって望ましい人材にしっかりとボートで成長してほしいのです。身体的、精神的に素質があったり、スポーツ経験があったり、リーダーの資質があったりと、ボート競技において能力が発揮できる人を入部させることはできると思います。
人数の目標達成は本当に大事だが、数自体が目的ではない。難しいですが、目標(皆で向かうべき数字)と目的(なんのために)の違いは理解しておきたいですね。


このように、私のチームではチーム事情からマネージャーが新勧責任者になっていたのですが、便宜上そう代わってきただけで、私個人は選手のほうをたくさん入れたいなら選手が責任者をやるべきだと考えています。(新勧担当者や、新勧担当チームには、選手もマネージャーも両方が必要)
しかし、ボートに対して本当に意識が高く、新勧エースになっている存在ならば、もちろんマネージャーも選手も関係なく力のある人がリーダーになるべきですね。スーパーマネージャーもスーパーアスリートも両方が必要です。競技の世界にあっては、それくらいの意志の強さが大事だと考えています。
ですから、新勧チームの人選は、全体リーダーから勧誘指導、PV作成や新勧のビラやもろもろの作成者にいたるまで、クルー編成などと同等に重要だと考えています。

選手もマネージャーも全員が総力戦でのぞむのが新勧だと思っています。インカレ全日本と同じ、全員で。
新勧は、選手マネージャー関係なく最強の布陣で臨むべき最も重要なチャレンジなのです。

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